バージニア州の放射線診断クリニックで140万人以上がデータ侵害の被害に

リッチモンド放射線診断協会は、140万人以上に影響を及ぼすデータ侵害が発生したことを公表しました。

同団体のウェブサイトに掲載されたデータセキュリティインシデント通知によると、2024年4月に数日間にわたり、医療機関のシステムがハッカーによってアクセスされていたことが明らかになりました。

1年以上が経過した後、リッチモンド放射線診断協会は、侵害されたシステムに特定可能な保護対象健康情報および個人情報を含むファイルが保存されていたことを確認しました。

同団体は、情報が不正利用された証拠はないとしており、漏洩したファイルに社会保障番号が含まれていた患者に対してのみ、無料のクレジットモニタリングサービスを提供しています。

リッチモンド放射線診断協会は、バージニア州リッチモンドに本社を置き、バージニア州中部の複数の病院、独立型救急センター、外来画像診断センターで医療画像診断サービスを提供しています。

米国保健福祉省（HHS）の医療データ侵害トラッカーによると、木曜日時点でこのインシデントは1,419,091人に影響を与えたとされています。

リッチモンド放射線診断協会への攻撃について、現時点で犯行声明を出しているランサムウェアグループは確認されていません。

最近公表された主な医療データ侵害はこれだけではありません。HHSのトラッカーによると、メリーランド州に拠点を置く皮膚科サービス提供会社Anne Arundel Dermatologyでも190万人に影響を及ぼすデータ侵害が発生したことが木曜日に明らかになりました。