ISACAは、必要な実務経験がないCISA試験合格者がIT監査のキャリアをスタートできるよう、「Certified Information Systems Auditor(CISA)アソシエイト」認定を開始しました。
新しいCISAアソシエイトは、学生や卒業生がIT監査の職業への第一歩を踏み出すのを支援します。
サイバーセキュリティ分野でキャリアを目指す人にとって最大の課題の一つは経験不足ですが、CISA試験に合格することで、候補者はIT監査の知識とキャリアへの意欲を示すことができます。
IT監査の経験が5年未満の学術系学生は、CISA試験に申し込む際にこの認定を取得することができます。
最近のISACAの調査によると、独立した採用担当者の92%が「CISA試験合格者はIT監査において高いスキルを持ち、採用面で優位性がある」と認めています。
「ISACAは、監査および広範なサイバーセキュリティ分野におけるスキルギャップの解消に取り組んでおり、学生が将来性のあるキャリアを始めるために必要なスキルを身につけ、それを潜在的な雇用主に示せるよう支援しています」と、ISACAのシニアディレクター(学術・人材開発担当)であるジェフ・アングル氏は述べています。
CISA試験合格後、この認定に申請するには25ドルの申請料がかかります。
CPE(継続的専門教育)の要件はありませんが、CISAアソシエイトを取得した人は、認定を維持するためにいずれかのレベルでISACAの会員資格をアクティブに保つ必要があります。
この認定は4年後、またはCISA認定を取得した時点で失効します。
完全なCISA資格を取得するには、必要な実務経験が必要です。
ISACAによれば、CISAは45年以上にわたりIS/IT監査認定のゴールドスタンダードであり、IT監査人が現在および将来の課題に対応できることを証明しています。
1978年の開始以来、21万9,000人以上の専門家がCISA認定を取得しています。
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/isaca-cisa-associate-designation/