サイバーリスク管理プロバイダーのSafeは今週、シリーズCの資金調達ラウンドで7,000万ドルを調達し、同社の累計調達額が1億7,000万ドルを超えたと発表しました。
今回の新たな投資ラウンドはAvataar Venturesが主導し、Susquehanna Asia Venture Capital、NextEquity Partners、Prosperity7 Ventures、既存投資家も参加しました。
2012年にインド・ムンバイで設立され、米国シリコンバレーに本社を置くSafeは、AIを活用したプラットフォームを構築し、企業リソース、サードパーティ依存、AIツール全体のリスクを定量化・管理できるよう支援しています。
このソリューションは、サードパーティベンダーやサプライチェーン、主要リスクの評価を提供し、発見事項の優先順位付け、リスクの軽減、サイバーセキュリティ予算の費用対効果の高い配分、規制要件の遵守を支援します。
Safeは、自律的なサイバーリスク管理のための25以上の専門AIエージェントと、リアルタイムデータのための100以上のAPI連携を提供しています。また、同社はエージェンティックAI搭載の継続的脅威露出管理(CTEM)プラットフォームも提供しています。
同社は新たな資金を活用し、サイバーリスク管理市場での存在感を加速させ、エージェンティックAIネイティブ推論モデルのイノベーションを推進するとしています。
Safeは、サイバー人工汎用知能(CyberAGI)の実現を目指していると述べています。CyberAGIは、自ら脅威を予測・検知・対処できるシステムであり、資産インベントリ、検知、識別、サードパーティリスク、脅威インテリジェンス、防御、対応、復旧、ガバナンスおよびコンプライアンスにわたって展開されます。
「今日のサイバーセキュリティは、取締役会やCEOレベルの最優先事項であり、今後もその状況は変わりません。Safeの際立った点は、そのポジショニングです。単なる検知ツールではなく、サイバーセキュリティ全体のスタックにまたがる戦略的インテリジェンスレイヤーとして位置付けられています」と、Avataar Venturesの創業パートナーNishant Rao氏は述べています。
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翻訳元: https://www.securityweek.com/cyber-risk-management-firm-safe-raises-70-million/