Ingram Micro、ハッキング被害後に世界中の業務を復旧

Ingram Microは水曜日の夜遅く、事業を展開している全世界の地域で業務を復旧したと発表しました。これは複数日にわたる業務停止を引き起こしたランサムウェア攻撃の後のことです。

カリフォルニア州アーバインに本拠を置く同テクノロジー企業は、今回の混乱後も顧客や取引先ベンダーと連携し、サポートを続けていると述べています。

同社は土曜日にランサムウェア攻撃を調査していることを確認しました。この攻撃により注文処理が妨げられました。同社はIngram Micro Xvantageというデジタルプラットフォームを運営しており、顧客にインサイトや注文追跡、価格情報などを提供しています。

SafePayと呼ばれるサイバー犯罪グループがこの攻撃の犯行声明を出していますが、どれだけのデータが盗まれ、何人の顧客が影響を受けたかは依然として不明です。

SafePayは世界で最も活動的なランサムウェアグループの一つに変貌し、200を超える被害者と関連があると、Acronisの研究者は述べています。

このグループはLockBitから派生したと考えられており、Acronisによれば、マネージドサービスプロバイダーやさまざまな業界の中小企業を標的にしてきました。

Ingram Microは火曜日に本件が収束したと発表し、影響範囲の調査を継続していると述べました。月曜日には米証券取引委員会（SEC）にインシデントの開示を提出しています。

同社は捜査のため、法執行機関や外部のフォレンジック専門家と協力を続けています。