アン・アランデル皮膚科のデータ侵害、190万人に影響

メリーランド州を拠点とする皮膚科サービスプロバイダー、アン・アランデル皮膚科が、約190万人に影響を与えるデータ侵害を公表しました。

データ侵害通知によると、影響を受けた人々に送付された通知から、ハッカーが2月14日から5月13日までの約3か月間、同社のシステムにアクセスしていたことが明らかになっています。

侵入が検知された後に開始された調査により、攻撃者が患者の個人情報や健康情報を含むファイルを盗んだ可能性があることが判明しました。

アン・アランデル皮膚科は、米国中部大西洋岸および南東部の60か所以上で、一般皮膚科、外科皮膚科、美容皮膚科サービスを提供しています。

同医療機関は、ハッカーが実際に個人情報や健康情報を閲覧または持ち出したかどうかを特定できておらず、この事件に起因する悪用や不正行為も現時点では把握していないとしていますが、影響を受けた方々には24か月間の身元保護サービスが提供されています。

米国保健福祉省が管理する医療データ侵害トラッカーは、木曜日にアン・アランデル皮膚科の事件が190万人以上に影響を与えたことを明らかにしました。

現時点で、アン・アランデル皮膚科への攻撃について犯行声明を出しているランサムウェアグループは確認されていません。

ここ数か月で明らかになった医療データ侵害の多くは、数十万人から数百万人に影響を与えています。