アメオス・クリニックグループへのハッカー攻撃は、引き続き同グループに影響を与えています。患者データも流出した可能性があります。多くのことがまだ不明です。

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アメオス・クリニックグループへのサイバー攻撃で、同社によると患者データも流出した可能性があるとのことです。同グループは、「影響を受けた方々の不利益となる形で、データがインターネット上で利用されたり、第三者に提供されたりする可能性を排除できない」と発表しました。「患者、従業員、パートナーのデータや、個人・企業の連絡先情報が、不正アクセスにより影響を受けた可能性があります。」
攻撃はドイツ国内の全施設に影響
2週間前、ヘルスケアグループのITシステムへの攻撃により、ドイツ国内の施設で大規模な障害が発生しました。同社はITインフラへの標的型攻撃だったと説明しています。アメオスグループは年間50万人以上の患者を治療しているとしています。クリニックグループには、50以上の拠点に100以上の施設が含まれています。アメオスは、ヘリオスやサナと並ぶドイツ語圏最大級の民間クリニック運営会社の一つです。
東部地域の全クリニックは稼働可能な状態です。また、すべての救急外来も完全に運用されており、救急サービスの受け入れも可能です。どのデータが影響を受けたかの詳細な分析は、現在調査の一環として行われています。
ザクセン=アンハルト州刑事警察局が捜査中
現在、同社が不明者に対して中央で刑事告発を行ったことを受け、ザクセン=アンハルト州刑事警察局が捜査を開始しています。容疑者や手口に関しては現時点で情報はないと、同局は問い合わせに対し回答しています。(dpa/jm)
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