ベルリンの司法大臣がハッカー攻撃の標的に。機密性の高いデータが流出。

ハンス=クリスチャン・プランベック
ベルリンの司法大臣フェロール・バーデンベルク(CDU)はサイバー攻撃の被害者となった。現時点での調査によると、同省の幹部部門の業務用パソコンが標的となる攻撃があったと司法省が発表した。その際、個人情報も盗まれたという。その中には、2023年2月1日以降、幹部スタッフと連絡を取った人物との間でやり取りされたメールも含まれている。
「シュピーゲル」の情報によれば、ハッカーはバーデンベルク氏の予定や面会者が記載されたデジタルカレンダーも入手したという。これにはプライベートなデータも含まれていると、同誌は治安関係者の話として伝えている。
コンピュータがマルウェアに感染した可能性
「シュピーゲル」によると、攻撃者はドイツユダヤ人中央評議会の高官を装ってメールを送信したという。どうやら、司法省の職員がバーデンベルク氏宛てのメール内のリンクをクリックしたことで、コンピュータがマルウェアに感染したようだ。
イランのハッカーによる犯行か?
司法省によれば、サイバー攻撃の影響を受けたのは1台のパソコンのみで、そのパソコンからデータが流出したとのこと。「これまでに他の有害なデータ通信は確認されていません」と広報担当者は述べた。「また、現時点では外部のITシステムも影響を受けていません」。司法省は引き続き完全に業務が可能な状態だという。攻撃の背後にはイランのハッカーがいる可能性があるとみられている。バーデンベルク大臣はイランにルーツを持つ。(dpa/jm)
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翻訳元: https://www.csoonline.com/article/4043478/cyberattacke-auf-berlins-justizsenatorin-badenberg.html