テキサス州を拠点とする通信および安全ソリューションプロバイダーのWytec International, Inc.は、自社ウェブサイトを標的としたサイバー攻撃の結果、重大な財務損失が発生すると見込んでいます。
同社はSEC(米証券取引委員会)に対し、8月25日にハッカーが同社のウェブサイトを改ざんしたと報告しました。ハッキングが発覚した後、バックアップからサイトを復旧しましたが、攻撃者は再びサイトを改ざんしました。
Wytecは、銃声検知や薬物感知ソリューション、屋内セルラーサービスを提供しています。同社によると、これらのソリューションは教育、医療、政府機関などで利用されています。
このサイバー攻撃の背後に誰がいるのかは不明です。同社はSECに対し、「悪意のある行為者からの連絡は一切なく、この攻撃の理由についても心当たりがない」と述べています。
Wytecは、ウェブプラットフォーム全体の見直しと、さらなる攻撃を防ぐための追加セキュリティ対策の実施を行う間、ウェブサイトを停止しています。
記事執筆時点でもサイトはオフラインのままで、メンテナンス中のメッセージが表示されています。
FBIには本件が通報されており、同社は調査のためにフォレンジック(デジタル鑑識)専門家を招いています。
「このインシデントの結果、ウェブサイトが利用できなくなったことによる損失に加え、2025年9月2日に予定されていたセミナーも中止せざるを得ませんでした」とWytecは述べています。「このインシデントによる財務的損失は現時点では正確に算出できませんが、重大なものとなる可能性が高いです。」
翻訳元: https://www.securityweek.com/wytec-expects-significant-financial-loss-following-website-hack/