不正防止およびAML(マネーロンダリング防止)コンプライアンス企業のSEONは本日、シリーズC資金調達で8,000万ドルを調達したことを発表しました。これにより、同社の累計調達額は1億8,700万ドルとなりました。

今回の新たな資金調達ラウンドはSixth Street Growthが主導し、Hearstおよび既存投資家のCreandum、Firebolt、IVPが追加支援を行いました。

2017年に設立されたSEONは、AIを活用して毎日数千万件の顧客インタラクションを分析し、不正行為の試みをリアルタイムで検知・ブロックしています。同社はオースティン、ロンドン、ブダペスト、シンガポールのオフィスからグローバルに事業を展開しています。

同社は900以上のファーストパーティデータシグナルを活用して多層防御のための脅威インテリジェンスを提供し、多様な分析タイプをサポートするとともに、意思決定の透明性も確保しています。

組織のコンプライアンス維持を支援する同社の包括的なAPI駆動型プラットフォームは、世界中の数千社で利用されており、著名なデジタルブランドや急成長中のフィンテック、決済、iGaming企業などにも導入されています。

SEONは今回の新たな資金を活用し、AIおよびリアルタイム検知能力の強化、新たな人材の採用、APAC(アジア太平洋)および南米地域での事業拡大を進める予定です。

さらに、統合型不正防止・コンプライアンスソリューションの統合を推進し、金融機関やクラウドサービスプロバイダーとの連携を深めるための投資も行います。

「この投資により、現代のデジタルコマースのスピードに対応できるスケーラブルな不正防止・AMLソリューションという市場の重要なニーズに引き続き応えていくことができます。世界的な不正被害額が年間数十億ドルに上る中、私たちは世界中の企業が直面する根本的な課題に取り組んでいます」と、SEON共同創業者兼CEOのタマス・カダー氏は述べています。

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翻訳元: https://www.securityweek.com/fraud-prevention-company-seon-raises-80-million-in-series-c-funding/

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