フランス、サイバー犯罪フォーラムXSSの管理者がウクライナで逮捕されたと発表

フランス当局は水曜日、XSS.isサイバー犯罪フォーラムの管理者とされる人物がウクライナで逮捕されたと発表しました。

容疑者の氏名は公表されておらず、ウクライナ警察もこの件についてまだ声明を出していません。

パリの検察庁によると、この人物は4年前に開始された捜査の一環として7月22日に逮捕されました。逮捕はフランス警察の立ち会いのもと行われ、ユーロポールの協力も受けていました。

捜査は「thesecure.biz」と呼ばれるJabberサーバーを対象としており、XSSフォーラムのメンバー間で匿名通信を可能にしていました。

フランス警察はメッセージを傍受し、これにより少なくとも700万ドルの利益を生み出したランサムウェアやその他のサイバー犯罪が明らかになりました。

XSSはロシア語圏のサイバー犯罪フォーラムで、10年以上前から存在しています。以前のバージョン「DaMaGeLaB」も含めれば、20年近い歴史があります。

このウェブサイトは、メンバーによるランサムウェアやその他のマルウェア、侵害されたシステムへのアクセス、盗まれたデータ、ゼロデイやその他のエクスプロイトの売買に利用されてきました。また、注目を集めたハッキングで盗まれたデータのリークにも使われています。

今年初め、フランス当局は悪名高いハッカー「IntelBroker」とされる25歳のイギリス人を逮捕しました。彼はサイバー犯罪活動の容疑でアメリカへの身柄引き渡しを求められています。