コロンビア大学のデータ漏洩、86万人に影響

コロンビア大学はサイバー攻撃の標的となり、86万人以上の個人情報が盗まれる被害を受けました。

このアイビーリーグ校は6月24日にIT障害を経験し、7月1日に発表したところによると、これはハッカーによるものであり、ネットワークからデータが盗まれた可能性があることが判明しました。 

8月5日に共有された最新情報によると、コロンビア大学の調査で、侵入者が学生や志願者に関する情報、入学、在籍、奨学金に関連するファイルを取得したことが分かりました。ハッカーは一部の職員の個人情報も取得しました。

漏洩した情報には、連絡先情報、社会保障番号、人口統計情報、学歴、奨学金情報、保険情報、および一部の健康情報が含まれています。 

コロンビア大学は、コロンビア大学アービング医療センターの患者記録はハッカーによって取得されなかったと強調しています。 

コロンビア大学は木曜日、データ漏洩が発生した場合に影響を受けた人数の開示を義務付けているメイン州司法長官事務所に対し、868,969人が影響を受けていると報告しました。

影響を受けた個人には通知が行われ、2年間の無料クレジットモニタリング、詐欺相談、そして個人情報盗難復旧サービスが提供されます。

調査は継続中ですが、大学は攻撃者が5月16日頃にシステムへ不正アクセスしたと考えています。

組織の事件説明からはランサムウェア攻撃の可能性が示唆されていますが、SecurityWeekはコロンビア大学への攻撃を認めた既知の脅威グループを確認していません。