ニューヨーク市のコロンビア大学キャンパス、ロー・ライブラリー出典:dbtravel / Alamy Stock Photo
ニュース速報
コロンビア大学は、5月に発生したデータ侵害によって、約87万人が影響を受けたことを確認しました。
影響を受けた方々への通知書によると、このアイビーリーグの教育機関は6月24日に一部ITシステムが停止する技術的障害を経験しました。外部のサイバーセキュリティ専門家とともに調査を開始した結果、5月16日に不正な第三者がコロンビア大学のネットワークへアクセスし、システムからファイルを盗み出していたことが判明しました。
通知書によれば、「影響を受けたデータには、氏名、生年月日、社会保障番号、コロンビア大学への出願時に提供した、または在学中に収集された個人情報が含まれます。これには連絡先情報、人口統計情報、学歴、奨学金関連情報、保険関連情報および健康情報など、当校に提供されたすべての情報が含まれます。」と記載されています。
また、現時点でコロンビア大学アービング医療センターの患者記録が影響を受けた証拠はないとしています。
大学は、障害の発生およびその後のデータ侵害の発覚について、先週、ハッカーがシステムから460ギガバイトを盗んだと主張する報道が出た後に初めて公表しました。
続いて、影響を受けたのは現役および元学生、出願者、コロンビア大学の職員であることを確認する声明も発表しました。
現時点で盗まれた情報が脅威グループによって悪用されている兆候はありませんが、コロンビア大学はKrollを通じて2年間の無料クレジットモニタリングおよび本人確認復旧サービスを提供しています。その間、影響を受けた方々には警戒を続け、口座明細に不審な活動がないか確認するよう呼びかけています。