セキュリティ・インフォテインメント：最高のハッカー・ドキュメンタリー

写真：Gorodenkoff – shutterstock.com

セキュリティ担当者としての職務に没頭している方は、平日以外でも日々のサイバーセキュリティの刺激が必要かもしれません。もしハリウッドによる数多くのアプローチが現実からかけ離れすぎていると感じるなら、質の高いドキュメンタリーが豊富にあります。これらは情報価値が高く、（多くの場合）現実に非常に近く、エンターテインメント性もあり、歴史的価値があるものもあり、いくつかは無料で全編視聴可能です。

セキュリティ担当者向けドキュメンタリー・ハイライト

以下に、サイバーセキュリティやハッカー文化に関連する、ぜひ観ておきたいドキュメンタリーをまとめました。お楽しみください！

Hackers – Wizards of the Electronic Age（1985年）

ポイント：

• ハッカーコミュニティについての初期ドキュメンタリー

• スティーブ・ウォズニアックなどが登場

• 全編無料で視聴可能

Hackers in Wonderland（2000年）

ポイント：

• イギリスとアメリカのハッカーを描く

• ハクティビズム（ハッカー活動による社会運動）に焦点

• 全編無料で視聴可能

Secret History of Hacking（2001年）

ポイント：

• 初期のハッキング技術に焦点

• ジョン・ドレイパー、スティーブ・ウォズニアック、ケビン・ミトニックが登場

• 全編無料で視聴可能

Hackers Are People Too（2008年）

ポイント：

• ハッカー自身が制作

• ステレオタイプを打破することが目的

• コミュニティ内の女性の役割にも注目

We Are Legion: The Story of the Hacktivists（2012年）

ポイント：

• ハッカー集団Anonymousに焦点

• メンバーや専門家の生の声が多数

• さまざまな映画祭で受賞

DEFCON: The Documentary（2013年）

ポイント：

• ハッキング会議DEFCONの20周年に焦点

• このドキュメンタリー以前は会場内での撮影は禁止されていた

• 参加者や関係者の生の声

Citizenfour（2014年）

ポイント：

• エドワード・スノーデンとNSAスキャンダルをテーマに

• 2013年のスノーデンへのインタビューを収録

• グレン・グリーンウォルドが関与

Digital Amnesia（2014年）

ポイント：

• デジタルデータとその取り扱いにスポットを当てる

• Internet Archiveの専門家が参加

• 全編無料で視聴可能

Deep Web（2015年）

ポイント：

• ダークネットのマーケットプレイス「Silk Road」をテーマに

• 創設者ロス・ウルブリヒトの逮捕と裁判にも焦点

• 多くの関係者の生の声

A Good American（2015年）

ポイント：

• 元NSAディレクター、ビル・ビニーの物語

• コンピュータプログラムが9.11を防げた可能性を解説

• オーストリア人のフリードリヒ・モーザーが監督

War for the Web（2015年）

ポイント：

• インターネットの物理的インフラに注目

• 企業や政府が舞台裏で覇権争いを繰り広げる様子を描く

• データ所有権、プライバシー、セキュリティの問題にも焦点

Cyber War（2016年）

ポイント：

• 政府が犯罪ハッカー対策で武装化する様子を描く

• スパイ活動など不正な手段についても言及

• 多くの著名人の生の声

Down the Deep Dark Web（2016年）

ポイント：

• ダークネットの内部事情をインサイダー視点で紹介

• 正当な利用目的にも焦点

• 偏見やステレオタイプを打破することが目的

Zero Days（2016年）

ポイント：

• Stuxnetウイルスの物語

• 攻撃の影響を詳細に分析

• 多くのインサイダー情報や生の声

Facebook: Cracking the Code（2017年）

ポイント：

• Facebookのセキュリティ文化と問題点を掘り下げる

• ユーザーデータの利用、広告行動、フェイクニュースにも言及

• 専門家の生の声が多数

Kim Dotcom: Caught in the Web（2017年）

ポイント：

• Megaupload創設者キム・シュミッツの物語

• 米国政府やエンターテインメント業界との闘いを描く

• 関係者の生の声多数 ― キム本人も登場

The Defenders（2018年）

ポイント：

• 話題となった4つのサイバー攻撃を分析

• 防御側の視点で描写

• セキュリティ企業Cybereasonが制作

The Great Hack（2019年）

ポイント：

• FacebookとCambridge Analyticaのスキャンダルをテーマに

• さまざまな関係者の視点を取り上げる

• 大規模な制作

HAK_MTL（2019年）

ポイント：

• カナダのハッカーが企業のプライバシー公約を検証

• 監視技術にも焦点

• 興味深いインサイダー情報や生の声

WannaCry: The Marcus Hutchins Story（2019年）

ポイント：

• 偶然WannaCryを止めたIT専門家の物語

• その後バンキングトロイの木馬関連で逮捕

• ハッチンス本人の証言もあり

KnowBe4: The Making of a Unicorn（2020年）

ポイント：

• セキュリティ企業KnowBe4の創業ストーリー

• チーフ・ハッキング・オフィサーのケビン・ミトニックが参加

• Cybercrime Magazineが制作

MY.DOOM: 地球上で最も危険なコンピュータウイルス（2021年）

ポイント：

• 2004年のコンピュータウイルスMyDoomをテーマに

• その影響も分析

• 全編無料で視聴可能

Biggest Heist Ever – 史上最大のビットコイン強奪（2024年）

ポイント：

• 2016年の香港暗号通貨取引所Bitfinexへのハッカー攻撃をテーマに

• 攻撃で有罪となったイリヤ・リヒテンシュタインとヘザー・モーガンの経緯を描く

• 捜査官、友人、被害者、そしてイリヤ本人の証言も多数

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