Google、Android pKVMが最高レベルのセキュリティ保証を獲得と発表

Googleは今週、Androidの保護されたKVM（pKVM）がSESIPレベル5認証を取得したと発表し、広く展開されているセキュリティシステムとして初めてこのレベルの保証を獲得したと主張しました。  

IoTプラットフォームのセキュリティ評価基準（SESIP）は、IoT製品向けに設計されたセキュリティ評価および認証フレームワークです。SESIPは、自己評価に基づくレベル1から、厳格な評価が必要なレベル4および5まで、5つのレベルを定義しています。 

「SESIPレベル5の達成は画期的です。なぜなら、これはISO 15408（コモンクライテリア）標準における最高レベルの脆弱性分析およびペネトレーションテストであるAVA_VAN.5を取り入れているからです」とGoogleは説明しています。 

さらに、「このレベルで認証されたシステムは、内部情報やアクセス権を持つ、高度な技術力と知識、強い動機、十分な資金を持つ攻撃者に対しても耐性があると評価されています」と述べました。

pKVMは、Androidが機密コンピューティングのために使用するセキュリティ重視の仮想化技術であり、オペレーティングシステムが侵害された場合でも、機密データやプロセスが保護されることを保証します。 

pKVMが提供する保護レベルは、機密データを扱うアプリケーションを開発する組織にとって非常に有用です。 

ユーザーにとっては、SESIP 5レベルの認証により、端末上のAIによって処理される情報を含む個人データが、より安全に保護されることを意味します。