セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)プラットフォームプロバイダーのCato Networksは、企業がリスクを抑えてAIを活用できるプラットフォームを提供するAim Securityを買収しました。
2022年に設立され、生成AIユーティリティの安全な導入を支援することを目的としたAimは、2024年1月にステルスモードを脱し、1,000万ドルのシード資金を調達しました。同社は2025年6月に追加で1,800万ドルを調達しています。
この動きはCatoにとって初めての買収であり、Cato SASE Cloud Platformを拡張し、企業がAIエージェントやアプリケーションを安全に導入できるようにします。
Aimのセキュリティソリューションは、従業員によるパブリックAIアプリケーションの利用の保護、プライベートAIアプリケーションやAIエージェントの保護、エージェンティックAI開発ライフサイクルの保護という、3つのAIセキュリティユースケースをカバーしています。
「AIによる変革は、今後10年間で企業を形作る主な原動力として、デジタル変革を凌駕するでしょう」と、Cato NetworksのCEO兼共同創設者であるShlomo Kramer氏は述べています。「Aim Securityの買収により、当社のSASEプラットフォームに高度なAIセキュリティ機能を加え、お客様が新たなAI時代へと進む道を強力にサポートします。」
Aimのリサーチチームは最近、Microsoft 365 CopilotにおけるゼロクリックAI脆弱性として初めて報告されたCVE、「EchoLeak」(CVE-2025-32711)を発見しました。
Aim Securityは、Matan Getz(CEO)とAdir Gruss(CTO)によって設立されました。両者はIDFインテリジェンス部隊8200部隊の出身で、同部隊でAIシステムの構築や解析、さらに主要なデータサイエンス防御AIプロジェクトの開発にも携わりました。
Catoは、現在AIセキュリティの要件がある顧客は本日からAimを導入でき、2026年初頭にはCato SASE Cloud Platformの一部としてAimの機能を提供する予定だと述べています。
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Aimの買収発表に加え、Catoは年間経常収益(ARR)が3億ドルを突破し、シリーズGの資金調達ラウンド(6月に発表)においてAcrew Capitalから追加で5,000万ドルの投資を受けたことも明らかにしました。
Catoはこれまでに合計4億900万ドルの資金を調達しています。
翻訳元: https://www.securityweek.com/cato-networks-acquires-ai-security-firm-aim-security/