カジノエンターテインメント企業のボイド・ゲーミングは、ハッカーが社内のITシステムにアクセスしたことにより、データ侵害が発生したことを公表しました。
ボイド・ゲーミングはSECへの提出書類の中で、このサイバーセキュリティインシデントが同社の施設や事業運営には影響を与えていないと述べています。
ラスベガスに本拠を置く同社は、外部のサイバーセキュリティ専門家および法執行機関の協力を得て調査を進めています。
調査によると、ハッカーはシステムから一部のデータを盗み出しており、その中には従業員情報や「ごく一部の他の個人」の情報も含まれているとのことです。
「本書類提出日現在、当社はこのインシデントが当社の財務状況や業績に重大な悪影響を及ぼすことはないと考えています」と同社は述べています。
さらに、「当社は包括的なサイバーセキュリティ保険に加入しており、インシデント対応やフォレンジック調査、事業中断、訴訟、規制による罰金(該当する場合)に関連する費用について、保険の限度額および免責額の範囲内で補償される見込みです」と付け加えています。
ボイド・ゲーミングがランサムウェア攻撃の標的となったかどうかは不明です。現時点でこのインシデントの犯行声明を出している既知のランサムウェアグループはありませんが、このような脅威アクターがカジノ業界を標的にすることは珍しくありません。
SecurityWeekはボイド・ゲーミングにコメントを求めており、同社から回答があれば本記事を更新します。
翻訳元: https://www.securityweek.com/hackers-target-casino-operator-boyd-gaming/