AIセキュリティのスタートアップであるPromptfooは本日、シリーズA資金調達ラウンドで1,840万ドルを調達し、同社の累計調達額が2,340万ドルに達したことを発表しました。
今回の資金調達ラウンドはInsight Partnersが主導し、既存投資家のAndreessen Horowitzも追加出資しました。
2024年に設立されたサンフランシスコ(カリフォルニア州)拠点のPromptfooは、プロンプトインジェクション、ジェイルブレイク、データ漏洩、有害なコンテンツの生成などのリスクを検出・対処することで、組織や開発者がLLMや生成AIアプリケーションを安全に利用できるプラットフォームを構築しています。
このソリューションは、自動化されたレッドチームテストをビルドおよびリリースプロセスに組み込み、特定された問題に対して実用的なガイダンスを提供し、結果を組織の既存の脆弱性管理ワークフローにフィードバックします。
このスタートアップのプラットフォームは、各組織に合わせてカスタマイズされた攻撃をその場で生成し、攻撃者が文書を盗んだり、システムプロンプトを上書きしたり、制限されたリソースへアクセスしたり、AIシステムの機能や統合を発見したりする可能性のある特定の脆弱性を特定します。
エンドツーエンドの自動化を通じて、Promptfooのプラットフォームは、セキュリティチームが複雑なエージェントシステムを単一かつ継続的なワークフローで強化できるよう支援し、組織が大規模にAIを安全に導入できるようにします。
Promptfooによると、同社のソリューションは金融機関、小売業者、通信事業者によって採用されています。オープンソースツールは10万人以上の開発者に利用されており、フォーチュン500企業のうち約30社が導入しているといいます。
今回の資金調達により、Promptfooはチームの拡大とプラットフォームの開発加速を図る予定です。
「AIセキュリティは、企業が生成AIアプリケーションをエンドユーザーに提供する上で最大の障壁となっています。RAGやエージェント、そして最近ではMCPのようなアーキテクチャによってAIの可能性は広がりましたが、攻撃対象領域も劇的に拡大しています」とPromptfooのCEO兼共同創業者であるIan Webster氏は述べています。
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翻訳元: https://www.securityweek.com/promptfoo-raises-18-4-million-for-ai-security-platform/