ローマ・リンダ大学ヘルス(Loma Linda University Health)とUCLAヘルス(UCLA Health)が、それぞれデータセキュリティインシデントを公表しました。
ローマ・リンダ大学ヘルス
ローマ・リンダ大学ヘルスは先頃、外部のAIプラットフォームが関与したデータ侵害を公表しました。今回のインシデントは、施設内治験審査委員会(IRB)の承認を受けた研究プロジェクトの患者情報に関わるものです。研究の過程で、限定的な患者情報を含むデータセットが誤ってAIプラットフォームにアップロードされていました。
インシデントが判明した後、データ漏えいの範囲を特定するため調査が開始されました。調査の結果、当該データセットには医療記録番号、生年月日、および整形外科診療に関連する限定的な臨床情報が含まれていたことが判明しています。なお、完全な治療記録や社会保障番号、財務情報、保険情報は含まれていませんでした。
同アカデミックメディカルセンターは、患者情報のプライバシーとセキュリティを重視しているとし、AIプラットフォームなど外部技術の利用に関する方針・手続き・従業員向けトレーニングの見直しを進めているとしています。影響を受けた人数については、現時点で公表されていません。
UCLAヘルス
UCLAヘルスは、個人情報および保護対象保健情報(PHI)の一部が不適切に開示されたとして、影響を受けた患者(人数は非公表)に通知を行っています。カリフォルニア州司法長官に提出された侵害通知によると、UCLAヘルスは2026年7月2日、患者情報がHIPAA方針に反する形で外部の医療提供者にアクセス・開示されていたことを確認したとしています。
通知によると、こうした開示は2024年12月27日から2026年4月21日の間に発生していました。調査の結果、関与した情報は氏名、生年月日、健康保険情報、および紹介状などの臨床情報に限定されていたことが確認されています。一部の個人については、社会保障番号の下4桁も含まれていました。
UCLAヘルスは、システム管理の強化や監視体制の拡充など、同様の侵害を今後防止するための追加対策を実施済みであるとしています。また、今回のインシデントに起因する患者データの実際の不正利用、あるいはその試みは確認されていないとしています。
翻訳元: https://www.hipaajournal.com/data-breaches-loma-linda-university-health-ucla-health/