カナダ最大の小児医療センターが最近サイバーセキュリティインシデントに見舞われ、現・元従業員の個人情報が流出しました。
The Hospital for Sick Children(通称シックキッズ)は、2022年にランサムウェア攻撃を受け一部システムが停止した経緯を持つ病院ですが、木曜日に声明を発表し、サードパーティ製ソフトウェアアプリケーションに関連すると見られるデータ窃取インシデントについて注意を呼びかけました。
今回のサイバー攻撃では、同病院の採用情報サイトが一時的にダウンし、これを受けて病院側が調査を開始しました。
シックキッズは攻撃が発生した時期についてコメント要請に応じませんでしたが、声明の中で、調査担当者はハッカーが現・元従業員および求職者、さらにシックキッズ財団を含む関連組織の従業員に関する情報を盗み出した可能性が高いとみていると述べています。
通知には、どのような従業員データが持ち出されたのかについての詳細は記載されていません。今回のインシデントには臨床系システムや患者情報は一切関与していません。シックキッズは質問リストへの回答を拒否し、既に公表済みの声明を再送するのみにとどまりました。
影響を受ける可能性がある人々にはすでに通知が行われており、2年間の信用監視サービスが提供されています。
シックキッズは以前にも2022年にランサムウェア攻撃の標的となり、クリスマス休暇直前に病院のシステムが停止に追い込まれた経緯があります。この攻撃は薬局システム、画像診断結果、スタッフ用の内部勤怠管理システムに影響を及ぼし、病院が復旧するまでに数週間を要しました。
この攻撃を実行したグループは最終的に謝罪し、復号ツールを無償で提供するとともに、同病院を標的にしたアフィリエイトを解雇したと主張しました。
シックキッズは、今週に入って情報漏えいを公表した医療機関としては直近の事例です。これに先立ち、Baylor GeneticsとCareCloudという2つの大手組織も、最近のサイバー攻撃について通知を行っています。
Baylor Geneticsは6月に情報漏えいが発生したとし、医療検査情報、臨床検査結果、健康保険情報、社会保障番号(Social Security number)が含まれていたと述べています。電子健康記録大手のCareCloudは、3月に発生したサイバーセキュリティインシデントにより370万人が影響を受けたとしています。
翻訳元: https://therecord.media/canada-hospital-for-sick-children-attacked-again-employee-data