医療サービス提供企業のNutexは、第三者が不正に社内サーバーから情報を持ち出したデータ侵害インシデントについて調査を進めています。
同社は米証券取引委員会(SEC)への提出書類でこのサイバー攻撃を開示し、盗まれたデータには非公開または機密性の高い情報が含まれている可能性があるとしています。
「当社の継続中の調査による予備的な調査結果に基づくと、当社は、当社サーバー上に保管されていた特定の情報が権限のない第三者によってアクセスおよび持ち出された可能性があると考えており、その中には非公開および/または機密の情報が含まれる可能性があります」とNutexは述べています。
Nutex Healthは営利目的の医療企業で、テキサス州のBayou City ER & Hospitalやウィスコンシン州のGreen Bay ER & Hospitalを含め、12州で28施設を運営しています。
同社の2025年の年間売上高は8億7,500万ドル、時価総額は12億8,000万ドルで、Nasdaq Capital Marketに「NUTX」として上場しています。
侵入を検知した後、同社は外部のインシデント対応・フォレンジック専門家を起用し、サイバーセキュリティ対応計画を発動させて封じ込め対策を実施し、法執行機関にも通報しました。
Nutexは、どのようなデータが漏えいした可能性があるのか、また患者・従業員・取引先のいずれが影響を受けているのかについては、まだ特定できていません。
SECへの提出書類には次のように記されています。「当社は、患者、従業員、認定プロバイダー、機密性の高い事業・財務情報、知的財産、その他の情報がアクセス・取得・持ち出しの対象となったかどうか、またその範囲について引き続き評価を進めており、第三者による非公開および/または機密情報の開示の可能性を含め、今回の不正行為が当社に及ぼす潜在的な影響についても評価を継続しています」。
同社によると、8月24日時点では、事業運営や財務報告システムへの重大な影響は確認されておらず、現時点でこのインシデントが事業戦略、業務、財務状況、業績に重大な影響を及ぼすとは考えていないとしています。
BleepingComputerが確認した限りでは、Nutexへの攻撃を犯行声明として主張している脅威アクターは見当たりませんでした。
BleepingComputerはNutexに今回のインシデントについてコメントを求めており、回答が得られ次第この記事を更新します。