ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)は、昨年発生した侵害によって顧客と従業員の情報が流出したと発表しました。
同館によると、2025年7月11日にシステム上で不審な活動を検知し、調査の結果、その活動は4日前から始まっていたことが判明しました。1か月後の調査で、ネットワークが侵害されていたことが確認されました。
当時は流出したデータの種類を特定できておらず、調査の最初の結果が判明したのは2026年2月下旬になってからでした。
データ侵害インシデントの発覚から1年以上が経過した現在、同館が特定したところによると、攻撃者によって以下の情報にアクセスされた可能性があるとしています。
- 氏名(フルネーム)
- 生年月日
- 社会保障番号
- 運転免許証または政府発行の身分証明書番号
- 部分的な金融口座番号
- 部分的な支払いカード情報
- 健康保険情報
- 医療提供者名、医療処置内容、診断内容、治療日、治療場所などの医療情報
LACMAは、本件について法執行機関に通報するとともに、影響を受けた個人に対して個別のデータ侵害通知を送付したとしています。
通知を受け取った人には、銀行口座に不審な動きがないか監視すること、信用情報のセキュリティフリーズや不正利用アラートの設定を検討すること、そしてID盗難の試みを金融機関や法執行機関に報告することが推奨されています。
通知書には、Financial Shieldを通じた1年間のID盗難・詐欺保護サービスへの登録に関する案内も含まれており、登録期限は11月22日となっています。
また、影響を受けた個人向けのサポートや質問対応のため、専用の電話回線も設置されています。
LACMAは米国西部で最大級の美術館の一つで、6,000年に及ぶ美術史を網羅する約155,000点の作品を収蔵しています。同館はこれまで年間100万人を超える来館者を集めてきました。
BleepingComputerは、影響を受けた人数や攻撃の詳細についてLACMAに問い合わせていますが、本稿公開時点で回答は得られていません。