マクケソン、データ侵害を確認 攻撃者の期限が迫る

医療大手マクケソン・コーポレーションは週末、ハッカーが自社システムから顧客データを窃取したことを確認しました。恐喝グループ「ShinyHunters」が盗んだ情報を公開すると脅迫している中での対応です。

マクケソンは北米の病院、薬局、医療クリニックに処方薬の約3分の1を供給しています。また医療用品の提供、がん治療や専門医療のサポートも行っており、薬局フランチャイズ「Health Mart」も運営しています。

米証券取引委員会(SEC)への提出書類の中で、この医療・製薬大手企業は8月25日に「情報システムに影響を及ぼすサイバーセキュリティインシデント」を検知したと明らかにしました。

金曜日に自社ウェブサイトで公表した通知の中で、同社はこのインシデントがサードパーティアプリケーションとデータ窃取に関わるものだったとしながらも、これを受けてシステムを切断することはないと述べています。

土曜日には、マクケソンはハッカーが「腫瘍学・多専門分野事業部門および外科・医療事業部門内の一部の顧客」に関連するデータを窃取したことを確認しました

同社は、システムへの不正アクセスはすでに遮断されたとし、今回のインシデントによってサービスに影響は出ていないことを強調しました。また、影響を受けた個人に対しては無償の信用監視サービスと個人情報保護サービスを提供するとしています。

ただし、この医療大手企業は、窃取されたデータの種類や影響を受けた人数、攻撃の実行者については詳細を明らかにしていません。

マクケソンがこの件を公表したのとほぼ同じタイミングで、悪名高い恐喝グループShinyHuntersが同社をTorベースのリークサイトに追加していたことが判明しています。

ShinyHuntersはこの数年間に複数の大規模なデータ侵害を起こしてきたグループとして知られ、被害者から窃取したデータの削除と引き換えに身代金の支払いを要求する手口で知られています。

マクケソンのケースでは、このハッキンググループは9月1日までに同社が連絡を取り支払い交渉を開始しない限り、窃取した情報を公開すると脅迫しています。

ShinyHuntersは、マクケソンから2億8,400万件の顧客記録を窃取したと豪語し、同社に対しておよそ5,500万ドルを要求したと報じられています

流出したとされる情報には、個人を特定できる情報(PII)、保護対象保健情報(PHI)、医療・治療情報、処方箋・請求記録、従業員記録、さらにマクケソンの取引先である医師やクリニックに関する情報が含まれるとされています。

SecurityWeekはハッカー側の主張についてマクケソンにコメントを求めており、同社から回答があり次第、この記事を更新する予定です。

翻訳元: https://www.securityweek.com/mckesson-confirms-data-breach-as-attacker-deadline-looms/

本記事は securityweek.com の記事を翻訳・要約したものです。