- McKessonはShinyHuntersによる侵害を認め、SnowflakeとSalesforceから患者記録2億8,400万件が盗まれた
- データには氏名、連絡先情報、社会保障番号、健康情報が含まれ、身代金要求額は5,520万ドル
- Boston Scientificは攻撃者を排除したものの、CRMデバイスのアクティベーションに問題を抱えており、犯行グループの特定はまだ確認されていない
先週、2つの大手医療機関が非常に深刻なサイバー攻撃の被害に遭いました。Boston ScientificとMcKessonです。この2件の攻撃については新たな詳細が判明しており、少なくとも一方は悪名高い恐喝グループShinyHuntersの犯行とみられています。
McKessonは、この脅威アクターが犯行声明を出してからわずか数日後、ShinyHuntersによる攻撃を受けたことを認めました。同グループはThe Registerに対し、同社のSnowflakeおよびSalesforceのインスタンスに侵入し、「数百万人分の患者データ」を盗み出したと語っています。
同社はその後声明を発表し、盗まれたデータは同社の腫瘍・多専門医療(Oncology & Multispecialty)部門および外科・内科(Medical-Surgical)部門に属するものだと明らかにしました。広報担当者はThe Registerに対し、複数の従業員がビッシング攻撃の標的にされたと述べています。
システム復旧に取り組むBoston Scientific
同グループは同メディアに対し、2億8,400万件を超える患者データを盗み出し、被害者に5,520万ドルを要求したと語っています。盗み出したとされるデータには、患者の氏名、住所やメールアドレス、電話番号、社会保障番号(SSN)、そして健康状態に関する詳細情報が含まれるとしています。こうした主張が事実かどうか、またその範囲については、今後の調査を待つ必要があります。
一方Boston Scientificは、自社インフラから攻撃者の排除に成功したとしつつも、攻撃に関する調査は依然として継続中であるとしています。また、8月25日以降に埋め込まれた新しい心臓リズム管理(CRM)デバイスがアクティベーションできない状態にあり、これらのデバイスが生成するデータはリモート患者管理システムに自動送信されないとも述べています。
「新たに埋め込まれたICM(挿入型心臓モニター)は、Boston Scientific Clinic Assistantアプリを使ってアクティベーションし、正しくエピソードを記録できるようにする必要があります」と同社は説明しています。「新しいICMは患者用リモートモニタリング携帯アプリとのペアリングができないため、ICMを患者用アプリとペアリングできるようになるまでは、ICMが記録した利用可能なエピソードデータはリモートモニタリングシステムに送信されません。エピソードはICMによって記録され続けますが、Clinic Assistantアプリの『Interrogate(照会)』ボタンを選択して対面での照会を行うことで、リモートモニタリングシステムに送信することが可能です」
Boston Scientificはまだ、ShinyHuntersを実行犯として名指ししていません。また同グループも、この攻撃について公式には犯行声明を出していません。