- サイバーモニタリングセンターはJLRの事件をレベル3と評価(M&Sはレベル2)
- 卸売販売は前年比24.2%減、ジャガーは変革期に
- 攻撃による損失は約19億ポンド(うち15億ポンドは政府融資)
新たなロイターの報道によると、8月に発生したタタ・モーターズ傘下ジャガー・ランドローバーのハッキング被害額は19億ポンド(26億ドル)に上ると見積もられています。
英国国内の関連企業5,000社以上が影響を受けており、サプライヤーやディーラーも含め被害の範囲が広がっています。
サイバーモニタリングセンターの報告書では、この事件を「英国で発生した経済的に最も甚大なサイバー事件」とし、今年初めのM&Sの情報漏洩よりも深刻であると評価しています。
JLRのサイバー攻撃は英国で「最も経済的損害が大きい」可能性
約5〜6週間続いた操業停止期間中、JLRは週あたり約5,000万ポンドの損失を出していました。その後、事業とサプライヤー支援のために15億ポンド(20億ドル)の政府融資を確保しました。
システムはある程度復旧していますが、完全な回復には2026年初頭までかかる可能性があります。
ソリハル、ヘイルウッド、ウルヴァーハンプトンのJLR工場も影響を受け、1日あたり1,000台の自動車生産に支障が出ました。
サイバーモニタリングセンターは、JLRの攻撃を英国史上「最も経済的損害が大きい」出来事と表現しただけでなく、被害レベルを5段階中3と分類し、今後さらに深刻な攻撃が起こる可能性も示唆しています。
参考までに、今年初めに発生したM&S、Co-op、ハロッズの攻撃はレベル2と評価され、総損失額は2億7,000万〜4億4,000万ポンドと見積もられています。
しかし、JLRはどのような攻撃を受けたのか、また身代金を支払ったかどうか(これは上記の推定額には含まれていません)について、いまだ公表していません。
10月7日、JLRは卸売販売が前年比24.2%減少したことを発表しました。「JLRにとって厳しい四半期となりました。最初の2ヶ月間は堅調で期待通りの業績でした」とCEOのエイドリアン・マーデル氏は説明しています。
このサイバー事件は、同社がジャガーブランドの販売終了と全面的な刷新を発表した数ヶ月後に発生しました。
「やるべきことはまだ多いですが、回復は着実に進んでいます」とマーデル氏は付け加えました。
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