Lattice Semiconductorは、同社のソリューションスタック「Lattice Sentry」のバージョン5.0をリリースしました。プラットフォームファームウェアレジリエンス(PFR)およびアテステーション機能に、耐量子暗号(PQC)を追加しています。今回のアップデートにより、AIデータセンターや重要インフラ向けに、CNSA 2.0に準拠し、NISTの基準にも適合した保護が提供されます。システム設計者は、検証済みで量産環境にすぐ導入できる耐量子セキュリティの手法を利用できるようになります。
「AIインフラと脅威の状況は急速に進化しています。プラットフォームファームウェアは主要な攻撃経路となっており、量子時代の到来は数十年来のセキュリティ上の前提を覆すでしょう」。Lattice Semiconductorのコンピュート&コミュニケーションズ部門事業開発担当VPであるMamta Gupta氏はこう述べています。「お客様は、現在のセキュリティと量子コンピュータへの備えのどちらかを選ぶ必要がなくなります。Lattice Sentryは両方を実現し、AIインフラ向けのセキュアで決定論的な制御におけるわたしたちのリーダーシップを強化します」
Lattice Sentryソリューションスタック(v5.0)により、システム設計者は次の機能を備えた耐量子プラットフォームを構築できます。
プラットフォームファームウェアレジリエンス
- NIST SP800-193に準拠した、BIOS、BMC、その他ボードファームウェアの保護・検出・自律復旧
- ロールバック防止機能を備えた暗号アジリティ
- セキュアなファームウェア更新、鍵のプロビジョニングと失効、セキュアな廃棄
耐量子暗号と従来型暗号
- CNSA 2.0準拠のPQC:認証にML-DSA、LMS、XMSS、鍵交換にML-KEMを採用。LMSおよびXMSSのハッシュベース署名検証により、長期的な暗号アジリティを確保
- ECDSAやAES-GCMなどの従来型暗号
ハードウェアアテステーションとアイデンティティ
- サーバーやラックインフラ全体にわたる、Security Protocol and Data Model(SPDM)ベースのデバイスアテステーション
- サプライチェーンとプラットフォームの完全性を担保する、Device Identifier Composition Engine(DICE)を基盤とした暗号学的アイデンティティと計測
- 分離型ラック環境向けのマルチデバイスアテステーション
AMI Tektagon PQC Resiliency
- PQC対応のプロビジョニング、アテステーション、ファームウェア更新、ライフサイクル管理を網羅するエンドツーエンドのフレームワーク
- 検証済みのシリコンとソフトウェアスタックにより、迅速な導入が可能
Lattice Sentryは、評価から量産までの道筋を一貫して提供します。完全に検証済みのリファレンスプラットフォーム、実績のあるIPライブラリ、Lattice Radiant、Lattice Propel、AMI Tektagonの各設計ツール、すぐに実行できるデモを含みます。デモボードとカスタム設計サービスは、現在利用可能です。
翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/10/13/lattice-sentry-5-0-solution-stack/