従業員向けAIセキュリティを手がけるスタートアップのHarmonic Securityは、シリーズBの資金調達ラウンドで5000万ドルを調達したと発表しました。これにより、同社の累計調達額は7600万ドルに達しました。
同社は2023年に、Alastair Paterson氏(CEO)とBryan Woolgar-O’Neil氏(CTO)が創業しました。両氏は以前、Digital Shadowsを創業しています(ReliaQuestが買収)。Harmonicは、従業員が使うAIツールを保護するプラットフォームを構築しました。
このソリューションは、ブラウザベースのAI、デスクトップ向けAIツール、エージェント型ワークフローを対象としています。あらゆるAIタスクを分類し、その用途を特定したうえで、リアルタイムに制御できます。
Harmonicは対象範囲を拡大したことで、個人アカウントの利用や機密データの漏えいといったリスクも可視化できるようになりました。
同社は小規模言語モデルを用いて、個々のAIとのやり取りを文脈に沿って読み取ります。これにより、企業はタスクを分類し、新たなユースケースを把握し、制御を適用できます。
同じエンジンは、Harmonicの「Usage Intelligence」レイヤーにも使われています。このレイヤーは、価値を生み出し、従業員のワークフローを改善するAIのユースケースを可視化します。
今回の資金調達ラウンドはCrosspoint Capital Partnersが主導し、既存投資家も追加で出資しました。Harmonicは調達した資金を、米国と英国におけるエンジニアリング部門および市場開拓(go-to-market)部門の拡充に充てる方針です。
Paterson氏は次のように述べています。「私が話をする取締役会はどこも、2つの疑問を抱いています。AI利用のリスクをどう減らすか、そして価値は得られているのかという点です。多くのベンダーは前者への回答に苦戦していますが、当社は両方に応えています。創業当初から独自の小規模言語モデルに注力してきたため、企業のAI利用について他にはない洞察を得られます」
翻訳元: https://www.securityweek.com/harmonic-security-raises-50-million-for-workforce-ai-protection/