Sububyは、A3h1ntによってRubyで書かれたオールインワンのサブドメイン列挙ツールです。モジュール性と正確な発見に重点を置いており、レッドチームの偵察、OSINTワークフロー、バグバウンティのトリアージに役立ちます。

機能
Sububyには10個のコアモジュールが含まれています:
- Cert – 証明書トランスペアレンシーログを利用
- Brute – ワードリストを使ったブルートフォース
- Dnsd – DnsDumpsterへクエリ(APIキーが必要)
- Vtotal – VirusTotalからデータ取得(APIキーが必要)
- WebArch – Wayback Machineから過去のドメインを抽出
- Csp – Content Security Policyヘッダーからサブドメインをスクレイピング
- Sort – 出力から重複を除去
- Live – 稼働中のWebサービスをチェック
- Sshot – 稼働中ターゲットのスクリーンショットを取得
- Info – HTTPレスポンスコードとヘッダーを収集
モジュールは個別に実行することも、CLIやRuby内から連結して実行することも可能です。
インストールと使い方
git clone https://github.com/A3h1nt/Sububy.git cd Sububy bundle install |
フルスキャンを実行:
ruby Sububy.rb example.com cert brute dnsd vtotal webarch csp |
強み
- モジュール式でスクリプト化可能
- 便利なAPI連携
- 列挙後のトリアージに役立つスクリーンショットやHTTPレスポンスデータ
- IRBやCLI経由でヘッドレスワークフローにも対応
- 軽量な依存関係(Ruby + gems)
制限事項
- Rubyが必要で、多くの環境では事前インストールされていない場合がある
- DnsdおよびVtotalモジュールにはAPI制限がある
- ボリュームよりも精度重視(massdnsの代替にはならない)
- 直接統合用のJSON出力やAPIは内蔵されていない
利用シーン
Sububyは以下の用途に最適です:
- ステルス重視環境での偵察
- 稼働中ホストやヘッダーのバグバウンティトリアージ
- コンテキスト情報の追加(例:スクリーンショット、CSPリーク)
- 他のRubyベースツールとのワークフロー統合
単なるドメイン名以上の情報が必要なとき、特に稼働中か、誤設定があるか、どのヘッダーが露出しているかを確認したい場合にSububyを利用してください。
推奨事項
- Sububyの出力をNmapやHTTPプロービングツールに連結して、より大きな偵察パイプラインに統合する
- ブルートフォースやCTスキャン後はSortとLiveモジュールを使ってノイズを減らす
- 評価後の分析やレポート用にスクリーンショットやヘッダーを保存することを検討する
- assetfinderやamassと組み合わせて、パッシブソース間のカバレッジを比較する
詳細やダウンロードはこちらから:https://github.com/A3h1nt/Sububy
読者とのやりとり
翻訳元: https://www.darknet.org.uk/2025/06/sububy-a-modular-ruby-suite-for-subdomain-enumeration/