Microsoftは、エンタープライズ向けメールサービスの全顧客向けにExchange Server サブスクリプション エディション(SE)が利用可能になったと発表しました。
同社の説明によると、今週リリースされたExchange Server SE RTMビルドは、Exchange Server 2019 CU15またはCU14が稼働しているサーバーに累積更新プログラム(CU)としてインストールでき、既存のExchange Server 2019やExchange Server 2016の組織にも参加させることができます。
Exchange Server SEは、主要なコードのアップグレードや変更、新機能の追加、Exchange 2019 CU15と比較して新たなインストール要件の導入はありませんが、ライセンスおよびサービスの方法が変更されています。
「Exchange Server SEは、Exchangeのサービス提供およびライセンス方法に変更をもたらします。従来のバージョンとは異なり、Exchange SEはModern Lifecycle Policyに準拠しています」とMicrosoftは説明しています。
「これは、構成が最新の状態に保たれている限り、サポートの終了日が固定されていないことを意味します。この製品は常に最新の状態で継続的にサービス提供され、今後は年次ベースの大規模な新バージョンは計画されていません。」
サーバーのアップグレード方法についての詳細は、現在のバージョンからExchange Server SEへのアップグレード手順を説明したこのブログ記事で確認できます。
Exchange 2016 / 2019は10月にサポート終了
この発表は、Microsoftが4月に警告した、Exchange 2016およびExchange 2019が10月14日にサポート終了を迎えるという内容に続くものです。
1月にも、同社はExchange Server 2016およびExchange Server 2019が10月から技術サポートを受けられなくなることを再度通知しました。1年前には、Exchange 2016およびExchange 2019のサポート終了日を延長しないこと、延長サポートや拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を提供しないことも発表しています。
Exchange 2016は2020年10月にメインストリームサポート終了日を迎え、Exchange 2019は2024年1月9日にメインストリームサポート終了となりました。
「Exchange SEのRTMリリースは現在、Exchange 2019 CU15と同一ですが、この状態は今後変わります。2025年10月にExchange 2016および2019のサポートが終了した後は、Exchange SEが唯一サポートされるオンプレミス版Exchangeとなります」とMicrosoftは付け加えています。
「これにより、今後数年間で製品を簡素化、効率化、そしてモダナイズする独自の機会が生まれます。今後もExchange SEのCUは、1年に2回のペースでリリースし、必要に応じてセキュリティ更新やホットフィックスも提供していきます。」
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