中国のCCTVプロバイダーであるHikvisionは、政府の禁止措置に法的手段で対抗し、カナダでの事業継続に強くコミットしています。
この映像監視機器ベンダーは、カナダ投資法に基づく国家安全保障審査の対象となり、その結果、Hikvisionがカナダの国家安全保障に脅威をもたらすと結論付けられました。
そのため、6月27日、カナダ連邦政府は中国企業に対し、国内での事業活動の停止およびカナダ事業の閉鎖を命じました。この禁止措置はまた、政府機関、省庁、クラウンコーポレーションを含むカナダ連邦機関がHikvision製品を購入することも禁じています。
Hikvision、カナダの規制撤回を求め法的措置を提起
告発された同社は、この禁止措置に迅速に対応しました。
7月7日にInfosecurityに送付された公開声明の中で、Hikvisionカナダの広報担当者は、同社が「[禁止措置]に断固として異議を唱え、私たちが正しいと信じることを守るつもりである」との意向を確認しました。
同社はカナダ司法長官に対し、政府の決定の司法審査を求める申請通知書を提出しました。さらに、審査が解決するまでの間、禁止措置の一時停止を裁判所に求めています。
広報担当者によると、Hikvisionカナダは、司法長官との合意により、裁判所による一時停止申立ての決定を待つ間、暫定的に通常業務を再開しています。
広報担当者は、Hikvisionが「カナダ市場およびカナダの利害関係者に対して完全にコミットしている」こと、また「法的手段を追求する間、カナダの従業員、販売代理店、設置業者、インテグレーター、エンドユーザーが十分に保護され、支援されるよう努める」と強調しました。
「カナダ市場に参入して以来、私たちはすべての適用法令を遵守しており、Hikvisionの製品および技術がカナダや当社が事業を展開する他国の国家安全保障を脅かしたことはないという立場を今後も守り続けます」と付け加えました。
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/china-hikvision-fight-canadian-ban/