スパータンバーグ・メディカルセンター、EMTALA違反の疑いで10万ドルで和解

保健福祉省監察総監室(HHS-OIG)が実施した調査により、サウスカロライナ州のスパータンバーグ・メディカルセンターは10万ドルで和解することとなりました。HHS-OIGは、救急医療および分娩に関する法律(EMTALA)—いわゆる「患者の追い出し(patient dumping)防止法」—に違反があったと判断しました。

EMTALAの下では、メディケアの資金提供を受け、救急サービスを提供する病院は、患者の支払い能力にかかわらず、救急医療サービスへの公衆のアクセスを確保しなければなりません。患者が救急部門を受診し、救急の医療状態に対する診察または治療の要請があった場合、病院は医療スクリーニング検査(MSE)を実施し、救急の医療状態が確認された場合には安定化治療を提供しなければなりません。病院に患者を安定化させる能力がない場合、または患者が転送を希望した場合を除き、患者を他施設へ転送することはできません。

HHS-OIGは、患者の不適切な転送に関わるEMTALA違反の可能性についての苦情を調査しました。患者はスパータンバーグ・メディカルセンターの救急部を受診しましたが、その8日前に別の医療機関で救急医療を受けていました。スパータンバーグ・メディカルセンターの救急部は必要なMSEを実施し、患者には左頸動脈に沿って大きな血腫があり、活動性出血の所見が認められました。また、患者は他施設で行われた内膜剥離術(エンダルテレクトミー)後に、口咽頭気道の狭窄も認められました。

検査が指示され、患者の気道は確保され、当直の血管外科医に電話で相談が行われました。しかし、当直医は患者のもとを訪れて対面で必要な安定化治療を提供しませんでした。当直医は、患者を以前治療を受けた施設へ転送するよう求めました。 HHS-OIGは、スパータンバーグ・メディカルセンターには安定化治療を提供する能力があったこと、また転送のリスク(気道喪失、呼吸不全、永続的な障害を伴う脳卒中、または死亡を含む)が転送の利益を上回っていたことから、この転送は不適切であったと判断しました。HHS-OIGとスパータンバーグ・メディカルセンターは、EMTALA違反の疑いについて、10万ドルの金銭的制裁で和解することに合意しました。

翻訳元: https://www.hipaajournal.com/spartanburg-medical-center-hhs-oig-emtala-settlement/

ソース: hipaajournal.com