イスラエルのスタートアップTonic Securityは今週、ステルスモードを脱し、セキュリティチームが露出と脆弱性管理の複雑さを解消するための700万ドルのシード資金調達を発表しました。
今回の新たな投資ラウンドはHetz Venturesが主導し、Vesey Venturesや複数のエンジェル投資家が追加で支援しています。
Sygnia出身者や経験豊富なサイバーセキュリティ幹部によって設立されたTonic Securityは、アラートの洪水によって生じるノイズを排除し、セキュリティチームに「どこを、なぜ修正すべきか」を伝えるためのAgentic Exposure Managementプラットフォームを構築しました。
Tonicは、ドメイン固有のAIエージェントを活用し、脅威インテリジェンスや組織内の様々なソース(メール、ドキュメント、サポートチケットなど)からデータを取り込み、文脈化します。
依存関係、悪用される可能性、ビジネスへの潜在的な影響、修正の実現可能性を理解することで、Tonicのプラットフォームはパッチ適用の優先順位付けや迅速な露出リスクの軽減を支援します。
同スタートアップによれば、Tonicのソリューションは重大な問題に対する平均修正時間(MTTR)を50%短縮し、修正が必要な露出を90%削減、従業員がトリアージに費やす時間も減らすことができるとしています。
「CISO、インシデント対応者、そして多くのフォーチュン500企業の信頼できるアドバイザーとして、私はほとんどのセキュリティ侵害が後から見れば防げたものであることを目の当たりにしてきました。それらの多くは、既知の露出が優先順位付けを誤り、修正される前に脅威アクターに悪用されたことが直接の原因でした」とTonic共同創業者兼CEOのSharon Isaaci氏は述べています。
「Tonicは、数多くの異なるツールによる混乱を排除し、セキュリティチームが組織を積極的に守るために必要な明確さ、集中、ビジネス文脈を提供する、初のコンテキスト駆動型エクスポージャー管理プラットフォームを導入することで、問題の根本原因に取り組んでいます」とIsaaci氏は付け加えました。
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翻訳元: https://www.securityweek.com/tonic-security-launches-with-7-million-in-seed-funding/