サイバーセキュリティのスタートアップであるReach Securityは、戦略的資金調達で1,000万ドルを受け取り、これにより同社の累計調達額は3,000万ドルとなりました。
今回の投資ラウンドはM12が主導し、Artisanal Venturesおよび他の既存投資家からの追加支援を受けました。また、SaaSおよびオンプレミス環境全体でドリフトを定義・検出するのに役立つバーチャルアシスタント「ConfigIQ Drift」のローンチも行われました。
2021年に設立され、サンフランシスコに本社を置くReach Securityは、AIを活用して組織がセキュリティツールや製品を管理できるようにしています。
同社によると、同社のエクスポージャーマネジメントへのアプローチは、ドリフト検出、ポリシーの強制、修復において、バーチャルアシスタントを活用してセキュリティと自動化を推進するという最新のトレンドに沿ったものです。
新しいConfigIQ Driftモジュールにより、顧客は独自の逸脱検出ルールを作成でき、ベースラインや監視対象の構成を定義し、単一の統合ソリューションから環境全体を監視することが可能になります。
Reach Securityは、エンドポイント、メール、ID、ネットワーク制御を含むゼロトラストの推進、制御と構成のマッピングやリアルタイムの逸脱検出、Microsoft 365の可視化、ドリフト監視、継続的な検証とインサイトによる価値の最大化など、組織の支援ができると述べています。
同スタートアップはまた、ID、デバイス、ワークフローの制御範囲、ポスチャー履歴、セキュリティ関連性について継続的なインサイトを提供する新製品「Asset Intelligence」の開発にも取り組んでいます。
「今回のM12とのパートナーシップは、次世代のサイバー防御がAI主導、アシスタント駆動、そして深く運用的で、企業とそのセキュリティツールにレバレッジをもたらすものになるという私たちの信念を裏付けるものです。私たちはその未来のためのインフラを、今まさに構築しています」と、Reach SecurityのCEO兼共同創業者Garrett Hamilton氏は述べています。
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翻訳元: https://www.securityweek.com/reach-security-raises-10-million-for-exposure-management-solution/