Microsoftは、9月からAndroidおよびiOSデバイス向けのMicrosoft Lens PDFスキャナーアプリを段階的に廃止することを発表しました。
Microsoft Lens(旧称Office Lens)は、画像をPDF、Word、PowerPoint、Excelファイルに変換でき、印刷されたテキストや手書きのテキストのスキャンも可能です。
Microsoftのスケジュールによると、廃止プロセスは9月中旬に開始され、1か月後にはApple App StoreおよびGoogle Play Storeでの新規インストールが無効化されます。
11月中旬以降、Microsoft Lensはアプリストアから削除されます。インストール済みのユーザーも、2025年12月中旬以降は新しいスキャンを作成できなくなります。
「この変更は、iOSおよびAndroidのMicrosoft Lensモバイルアプリのユーザーに影響します。2025年12月15日以降、アプリで新しいスキャンを作成できなくなります」と、Redmondは木曜日のメッセージセンターの通知で述べました。
「既存のスキャンはアプリのMyScansフォルダーで引き続きアクセス可能ですが、この機能は今後サポートされません。ユーザーは、同様の機能を提供するMicrosoft 365 Copilotアプリでスキャンを続けることができます。OneDriveに保存されたスキャンは、Microsoft 365 CopilotアプリのMyCreationsセクションからアクセスできます。」
同社は、Microsoft Lensユーザーに対し、ほとんどの機能をサポートしているMicrosoft 365 Copilotアプリへの移行を推奨していますが、スキャンを直接OneNote、Word、PowerPointに保存したり、名刺をスキャンしてOneNoteに保存することはできません。
さらに、Microsoft 365 Copilotアプリには読み上げ機能やImmersive Reader統合はありません。しかし、同社は今後も新機能の追加や既存機能の改善を続けると約束しています。
Microsoft Lensは、Redmondが今年初めから終了を発表した複数のアプリやサービスのひとつです。
例えば5月には、MicrosoftはMicrosoft Authenticatorユーザーに通知し、アプリのパスワード自動入力機能が7月に廃止されることを伝え、8月1日までにパスワードをエクスポートするよう促した上で、Microsoft Edgeへの移行を推奨しました。
2か月前には、同社はMicrosoft Publisherユーザー向けのガイダンスを公開し、デスクトップパブリッシングアプリケーションが今後サポートされなくなり、2026年10月以降Microsoft 365から削除されることを知らせました。
1年前、MicrosoftはWindows Paint 3Dグラフィックアプリを終了し、2024年11月にMicrosoft Storeから削除することも発表しました。