英国政府は、若者がサイバーセキュリティ分野のキャリアを目指すことを促すための新たなコンペティションを開始した。
UK Cyber Team Competitionは18〜25歳を対象としており、参加者は実践的なサイバー演習に取り組み、技術的専門性と問題解決能力を鍛える。
このコンペティションには、暗号、デジタル・フォレンジック、Webエクスプロイト、ネットワークセキュリティといった分野における現実世界のシナリオを模したシミュレーションが含まれ、サイバーセキュリティ専門家が日々直面する課題を再現するよう設計されている。
上位成績者はUK Cyber Teamの一員として選抜され、世界の舞台で英国を代表する。これには、他国の代表チームとの親善試合や、International Cybersecurity Championship、European Cybersecurity Challengeといった主要イベントへの参加が含まれる。
この新コンペティションは、National Cyber Security Centre(NCSC)が運営し、11〜17歳の女子にサイバーセキュリティ分野のキャリアを志すきっかけを与えることを目的としたCyberFirst Girls Competitionと並行して実施される。
英国のサイバー人材パイプライン構築に注力
UK Cyber Teamの選考を通過した個人には、業界の専門家の支援のもと、高度なトレーニングとメンタリングの機会が提供される。
また、各機関とのネットワーキングの機会も用意されており、これらはすべて、サイバーセキュリティ分野でのキャリア形成を支援することを目的としている。
このコンペティションは、2021年のNational Cyber Strategyに示された、国内のサイバーセキュリティ人材不足を解消するための英国政府の計画の一環である。
英国の科学・イノベーション・技術省(DSIT)が2024年9月に公表したCyber Security Skills in the UK Labour Market 2024 reportでは、英国企業の44%が、基礎的な技術系サイバーセキュリティ領域においてスキルギャップを抱えていることが明らかになった。
DSITの英国サイバーセキュリティ担当大臣であるフェリヤル・クラーク氏は次のように述べた。「ますますデジタル化が進む世界では、サイバー脅威は急速に進化しており、私たちが常に一歩先を行くことが不可欠です。UK Cyber Team Competitionは、若い才能が自らのスキルを披露し、わが国のデジタルの未来を守るうえで重要な役割を果たすための、刺激的な機会です。」
サイバー人材パイプラインにおける多様性を支えるため、過小代表のグループおよび英国全土からの参加が積極的に奨励されている。
UK Cyber Team CompetitionはSANS Instituteとのパートナーシップにより実施される。応募はこちらから行える。
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/uk-competition-cybersecurity/