Microsoftは、AI搭載のGaming Copilotのベータ版を、18歳以上のユーザー（中国本土を除く）向けにWindows 11システムで展開し始めました。
「パーソナルゲーミングサイドキック」として位置付けられているGaming Copilotは、来月からAppleおよびAndroidデバイスのXboxモバイルアプリユーザーにも提供される予定です。
Game BarでGaming Copilotを使い始めるには、WindowsユーザーはPCにXbox PCアプリをインストールし、Windowsロゴキー + GのキーボードショートカットでGame Barを開く必要があります。その後、Home BarでGaming Copilotのアイコンを見つけ、ウィジェットを開いてXboxアカウントにログインできます。
Gaming Copilotのボイスモードを使えば、ゲーム内タスクのサポートを受けたり、新しいゲームのおすすめを聞いたり、実績やプレイ履歴を確認したり、さまざまなことができます。
「XboxがこれらのAI体験をプレイヤーに提供するための大きな一歩として、Gaming Copilotの展開が始まります。Gaming Copilotは、推奨、ヘルプ、インサイトなどを提供し、正式にWindows PCとモバイルのXboxに登場します」とMicrosoftは述べています。
「PCプレイヤーは、Game Barの体験にGaming Copilotが直接統合されているのを確認できるようになり、その後10月にはAppleおよびAndroidのXboxモバイルアプリにも登場します。」
利用したくない場合は、Win+Gを押した後に設定からウィジェットリストからGaming Copilotを削除することもできます。
Microsoftは、今年5月にGaming Copilotのテストを開始しました（当時はCopilot for Gamingと呼ばれていました）。この際、iOSおよびAndroidデバイスのモバイル版をベータテスターが試していました。
この展開は、8月初旬に拡大され、PC Gaming Previewに登録しているXbox Insidersで、WindowsデバイスにXbox PCアプリがインストールされているユーザーにも提供されました。1月には、Microsoft Edge Stableユーザー向けにGame Assistのゲーム内ブラウザもプレビューとして導入されました。
Copilotの利用範囲をさらに拡大する取り組みの一環として、MicrosoftはWindows 11のファイルエクスプローラーで新しいAI機能のテストを開始し、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteのMicrosoft 365ビジネス有料ユーザー向けにCopilot Chatの展開を始め、さらにEEA地域外でMicrosoft 365デスクトップクライアントアプリがインストールされているWindowsデバイスにMicrosoft 365 Copilotアプリを自動インストールする予定です。
また、Redmondは水曜日に、Windows 11搭載のCopilot+ PCで、メモ帳に無料のAIによるテキスト作成機能が追加されることも発表しました。
