WhatsAppは、新たな翻訳機能の提供を開始しました。これにより、AndroidおよびiPhoneユーザーはチャット、グループ、チャンネルの更新内のメッセージを翻訳できるようになります。
iOSユーザーは「翻訳」をタップして手動で翻訳することしかできませんが、Androidユーザーは自動翻訳も有効にでき、チャットスレッド内のすべてのメッセージを個別にタップすることなく翻訳できるようになります。
「本日より、AndroidおよびiPhoneユーザー向けにメッセージ翻訳機能の段階的なロールアウトを開始します。まずは一部の言語からですが、今後さらに対応言語を増やしていきます」と、同社は火曜日に発表しました。
「異なる言語で書かれたメッセージが表示された場合、長押しして『翻訳』をタップするだけで簡単に翻訳できます。翻訳元または翻訳先の言語を選択し、ダウンロードして今後の翻訳用に保存することも可能です。」
この新機能はiOSデバイスで19以上の言語に対応しており、Androidユーザーは英語、スペイン語、ヒンディー語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語のテキストを翻訳できます。
WhatsAppは、この機能がユーザーのプライバシーを保護するよう設計されているとも付け加えています。すべてのコンテンツは端末上で翻訳され、同社のサーバーに送信されることはありません。
「メッセージ翻訳はチャットのプライバシーを守るために設計されています。そのため、翻訳はWhatsAppが見ることのできないあなたの端末上で行われます」とも述べています。
4月には、WhatsAppがグループ会話やプライベートチャットでやり取りされる機密情報を保護する新しい高度なチャットプライバシー機能を導入しました。
先月には、メッセージングサービスが新しいセキュリティ機能も公開し、連絡先に登録されていない人物によって新しいグループチャットに追加された際に、ユーザーが詐欺の可能性に気づきやすくなりました。
Metaによると、180カ国以上の30億人を超える人々がWhatsAppのインスタントメッセージおよびビデオ通話プラットフォームを利用しているとのことです。