- 監査により国家犯罪対策庁(NCA)のITに課題があることが明らかに
- NCAのIT予算のほぼ80%がレガシーシステムに費やされている
- NCAはこれらの弱点に対して包括的な計画で対処すべき
警察監査機関であるHM警察・消防救助監察局(HMICFRS)による独立監査が、英国国家犯罪対策庁(NCA)のITシステムに関する懸念すべき報告書を公表しました。
この報告書は、「NCAが依存している多くのITシステムは時代遅れで、目的に適していない」と指摘し、NCAが短期的な修理を優先し続けてきた結果、技術的負債を抱えていると述べています。
さらに、報告書はNCAが大量データセットの管理を改善することも勧告しています。現在、地域の組織犯罪対策ユニットからのデータセットはなく、法執行データサービスのデータをNCAが一括分析できるようにする計画もありません。これは、同サービスが2026年に警察国家コンピューターに代わる予定であるにもかかわらずです。
10年戦略
NCAが直面している大きな制約の一つは、組織のデータの多くが機密性を持つこともあり、クラウド導入が進んでいない点です。
「NCAはクラウドベース技術の利点を十分に活用するのが遅れており、実務上の悪影響が生じています。例えば、政府のセキュリティ分類ポリシーの3つのセキュリティ階層ごとに動作するコンピューターシステム間で、職員がデータを自動的に転送することができません。」
NCAが今も運用しているレガシーシステムは、維持費の増加、機能や他の内部システムとの互換性の制限、新規職員への追加トレーニングの必要性、他の時代遅れシステムからのデータセットを十分に活用できないことなどを意味します。
260のレガシーシステムが特定されており、これらの時代遅れのシステムの維持に組織のIT予算の80%という驚くべき割合が費やされています。
報告書は、レガシーITシステムの置き換えに向けた10年の開発戦略、法執行データサービスのデータセットの一括分析計画の策定、政府のデジタル・データ専門能力フレームワークの採用など、全体で9つの勧告で締めくくられています。
NCAのグレーム・ビガー長官はTechRadar Proに対し、
「私たちは報告書の勧告で指摘された分野について広範な対応を進めており、その多くは監査時点ですでに着手していました。これには、組織全体での技術近代化プログラムも含まれます。」