Abstract Security、コンポーザブルSOCプラットフォーム拡張に向け2500万ドルを調達

コンポーザブル型セキュリティオペレーションを手掛けるAbstract Securityは木曜日、ストリーミングファーストのセキュリティオペレーションプラットフォームの開発を加速するため、新たな資金調達ラウンドで2500万ドルを調達したと発表しました。 

今回のラウンドにより、Abstractの累計調達額は約5000万ドルに達しました。同社によると、企業評価額は前回のラウンドから3倍に伸びたとのことですが、具体的な金額は明らかにされていません。

今回調達した資金は、同プラットフォームのインストリーム検知の対象範囲拡大や、セキュリティオペレーションのワークフロー全体にわたる機能拡張、さらには同社の事業開発チームの増強に充てられる予定です。

今回のラウンドはCheyenne VenturesとAVPが共同でリードし、Olive Hill Ventures、Crosslink Capital、Rally Venturesも追加出資しています。

Abstractのプラットフォームは、同社が「コンポーザブル・セキュリティオペレーション」と呼ぶ考え方を軸に構築されています。これは、セキュリティデータの発生源とその送信先を分離するアーキテクチャの手法です。 

この発想の狙いは、単一ベンダーの一枚岩的なSIEMアーキテクチャに縛られるのではなく、企業がセキュリティスタックの各コンポーネント(収集、検知、保持、AI活用型オペレーションなど)を自由に組み合わせられるようにすることにあります。

検知の面では、同プラットフォームはデータがインデックス化されストレージに書き込まれた後だけでなく、データが動いている最中にも解析できるよう設計されています。 

データがパイプラインを抜ける際、Abstractはその利用目的に応じてデータを階層化し、異なるストレージ先やフォーマットへ振り分けます。必要に応じてOCSFやECS、CIMといったスキーマへの変換も行い、下流のツールに対応させます。これはストレージコストの削減を狙った仕組みです。

Abstractは2023年、ArcSight、Bank of America、Palo Alto Networks、Mandiantでの経歴を持つチームによって設立されました。

Abstractの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるColby DeRodeff氏は、次のように述べています。「20年以上にわたり、SIEMはセキュリティオペレーションの基盤であり続けてきました。次に来るのはAI-Gen Security Operationsです」「これにより企業は自社データの制御権を取り戻し、データが動いている最中でも検知を実行でき、検知・トリアージ・調査・対応のあらゆる段階にAIを組み込むことができます」 

DeRodeff氏はさらにこう付け加えています。「私たちは創業初日からこのビジョンを軸にAbstractを構築してきました。AIはSOCに後付けされる機能ではなく、セキュリティオペレーションのあらゆる階層に織り込まれるべきものだからです。今回の投資により、世代を代表するサイバーセキュリティ企業を築き続けるためのリソースが得られました」

翻訳元: https://www.securityweek.com/abstract-raises-25-million-to-expand-composable-security-operations-platform/

ソース: securityweek.com