カリフォルニア州民、データブローカーに情報削除を要求可能に

カリフォルニア州は、州民が登録済みのデータブローカーすべてに対して削除・オプトアウト要求を一括送信できる州運営ポータル「Delete Request and Opt‑out Platform(DROP)」を開設しました。

DROPはカリフォルニア州のDelete Act(削除法)に基づいて創設されました。同法はデータブローカーに対し、カリフォルニア州プライバシー保護局(CPPA)への登録を義務付けており、違反すれば罰金が科されます。現在、600社を超えるデータブローカーが登録されています。

データブローカーは、金融情報、オンライン上の行動履歴、位置情報など、幅広い個人情報を収集・販売しています。こうしたデータは本人の明確な同意なしに収集されることが多く、プライバシーと透明性の観点から懸念が持たれています。

DROPは、カリフォルニア州プライバシー保護局に登録されているすべてのデータブローカーに対し、標準化された削除・オプトアウト要求を送信する州のサービスです。2026年8月1日以降、カリフォルニア州に登録されたデータブローカーはDROPへのアクセスが義務付けられ、要求を受けてから90日以内に本人の記録を削除する必要があります。

DROPの使い方

本人確認と要求状況の追跡のため、連絡が取れるメールアドレスや携帯電話番号を少なくとも1つ用意する必要があります。また、ブローカーが保有している可能性が高く、DROPが記録の照合に使用する基本的な個人情報(氏名、住所、連絡先など)もあらかじめ準備しておきましょう。

  • DROPポータルにアクセスします。
  • ホームページの「Get Started」ボタンを使用します。
  • 「I accept」ボタンを使って、プラットフォームが提示する利用規約に同意します。
  • カリフォルニア州民であることを確認する必要があります。個人情報を手入力するか、連邦政府のログインによる本人確認を可能にするLogin.govを使って認証するかを選べます。「Unable to verify(確認できません)」というメッセージが表示され、州民としてのステータスが確認できなかった場合は、画面上のリンクをクリックして「Request a review of your eligibility(資格の再審査を依頼)」してください。
  • 州民であることが確認されたら、削除要求を作成します。
    • 連絡先確認のため、メールアドレスや電話番号を入力します。
    • ブローカーが記録を特定できるよう、基本情報(氏名、住所など)を入力します。
  • DROP経由で要求を送信すると、DROP IDが発行され、これを使ってオンラインで要求の処理状況を追跡できます。この番号は必ず保管しておきましょう。

ここから先は、データブローカー側の対応次第です。各ブローカーは、要求を受けてから90日以内に記録を削除し、オプトアウトの義務を果たさなければなりません。問題が発生した場合は、専用のヘルプサイトを利用できます。

カリフォルニア州以外にお住まいの方へ

オレゴン州、テキサス州、バーモント州など、他の一部の州でもデータブローカーの登録が義務付けられていますが、現時点でDROPのような一元化されたプラットフォームを提供しているのはカリフォルニア州のみです。こうした州にお住まいの場合は、州司法長官のウェブサイトやプライバシー担当部署で「データブローカー登録簿」やオプトアウトの案内を確認し、記載されている手順に従って各ブローカーに直接要求を提出してください。

DROPがない場合でも、米国内の居住者はデータブローカーによるデータ収集・販売を減らすことは可能ですが、その分手作業が増えます。一元化された政府のツールがない場合は、「data broker opt-out」で検索してブローカーを特定したり、プライバシー擁護団体が公開しているリストを確認したりするとよいでしょう。

ブローカーごとに、個別に要求を提出する必要があります。

  • 各社のウェブフォーム、メールアドレス、または郵送先住所を使って、以下を要求します。
    • データの削除、および
    • データの販売・共有からのオプトアウト。

記録を照合できるだけの情報(氏名、住所、メールアドレス、電話番号など)を提供する必要がありますが、それ以外の機密性の高い情報まで必要以上に提供しないよう注意してください。

日付、ブローカー名、確認状況を記録した一覧表を作成しておくことをお勧めします。多くのプライバシー関連法では対応期限が定められており、州によって異なりますが、多くの場合30~45日以内とされています。

大変な作業だと感じますか?そんなときはMalwarebytes Personal Data Removerが役立ちます。

今後のデータブローカーによる収集を減らす方法

これはおそらく、「セキュリティ・バイ・オブスキュリティ(隠蔽によるセキュリティ)」が有効に機能する数少ない分野でしょう。

複数のメールアドレスを使い分けましょう。金融関連や重要なアカウント専用に1つ確保し、ニュースレターの購読や買い物、各種登録にはエイリアスや使い捨てのメールアドレスを使うことで、ブローカーが統一的なプロフィールを構築しにくくなります。

VPNは通信を暗号化しIPアドレスを隠すことで、ウェブサイトや分析会社が、活動履歴を位置情報に基づく固定的な識別子と結びつける能力を低下させます。

必要不可欠でない限り、重要度の低いサービスに本名や自宅の正確な住所、電話番号を提供することは避けましょう。これは特に、ポイントプログラムや会員制サービスに当てはまります。


あなたの氏名、住所、電話番号は、すでに売買されているかもしれません。 

データブローカーは、対価を支払う相手であれば誰にでも、あなたの個人情報を収集・販売します。Malwarebytes Personal Data Removerはそうしたブローカーを見つけ出し、情報を削除させたうえで、その状態を維持できるよう継続的に監視します。

翻訳元: https://www.malwarebytes.com/blog/news/2026/08/californians-can-tell-data-brokers-to-drop-their-information

ソース: malwarebytes.com