以下のようなFortniteの詐欺ページは、名前やデザインを変えながら毎日大量に作られ、延々と使い回されています。
あるバージョンでは、架空のスーパーヒーローとのコラボを謳って50ドルを提供すると約束します。別のバージョンは、あなたのロッカー(所持アイテム)の価値を算定できると主張します。どちらも行き着く先は同じで、アカウントを盗み取るために作られた偽のEpic Gamesログインページです。古典的な手口ですが、いまだに多くの人が引っかかっています。
要点
無料のV-Bucksや現金、あるいはロッカーの価値を算定するツールを謳うウェブサイトが、それと引き換えにEpicアカウントでのログインを求めてきたら、それはEpicが運営しているものではありません。
Epicはアカウントの価値を算定する公式ツールを提供していませんし、正規のプレゼント企画がサードパーティサイト経由のログインを要求することもありません。そうしたサイトにログインすれば、EpicのユーザーネームとパスワードをそのままScammer(詐欺師)に渡すことになります。
もしあなたやお子さんがこうしたサイトでEpicのログイン情報を入力してしまった場合は、アカウントが乗っ取られたものとみなしてください。直ちにパスワードを変更し、二要素認証を有効にしたうえで、そのパスワードを他のアカウントで使い回さないようにしてください。
なぜログイン情報を狙うのか
盗まれたFortniteアカウントには、実際に金銭的な価値があります。犯罪者はレアスキンを持つアカウントを乗っ取り、登録済みの支払い方法を使って課金したり、アンダーグラウンドの闇市場でアカウントを売却したり、持ち主の友人をだますために悪用したりします。また、パスワードの使い回しを期待して、同じユーザー名とパスワードを他のオンラインアカウントでも試すこともあります。
なぜFortniteが狙われるのか
Fortniteは現在も月間およそ1億1,000万人のプレイヤーを抱え、登録アカウント数は6億5,000万を超えています。この規模だけでも、サイバー犯罪者にとって格好の標的となっています。
プレイヤー層の年齢も見逃せません。2022年12月、米連邦取引委員会(FTC)はEpic Gamesに対して、同社が自社のプレイヤー基盤のかなりの部分を子どもが占めていることを認識しながら、ボイスチャットやテキストチャットをデフォルトで有効なままにし、見知らぬ他人との接触にさらしていたとして、過去最高額となる5億2,000万ドルの制裁金を科しました。米消費者金融保護局(CFPB)も、若いゲーマーはソーシャルメディアに費やす時間が長く、ソーシャルエンジニアリングへの知識が乏しいため、フィッシングに対して特に脆弱だとする専門家の見解を引用しています。
また、このゲームは「見える形のステータス」を軸に成り立っています。スキンやエモート、ピッケルには実際にお金がかかるため、「あなたのロッカーには値段が付いている」という発想も、もっともらしく感じられてしまいます。実際、レアスキンや販売終了になったスキンは非公式のマーケットプレイスで数百ドルもの値がついて取引されています。Epicがそもそもv-Bucksを現金化する公式手段を提供しておらず、アカウント売買が利用規約違反であるにもかかわらずです。この「一部の真実」こそが、ロッカーの価値を謳う詐欺に悪用されているのです。
この点が、単純な「V-Bucksプレゼント」型の詐欺よりも巧妙にできている理由でもあります。何もないところから何かを与えると約束するのではなく、プレイヤーがすでに所有しているものへの好奇心につけこんでくるのです。このタイプの詐欺が繰り返し出現するのは、おそらくそのためでしょう。
詐欺の手口
報酬を謳うページもあります。

無料の報酬を謳う代わりに、ロッカー自体をプレイヤーが本来受け取るべき隠れた価値であるかのように演出するページもあります。
また、報酬という形ではなく、コンテスト(腕試し)という形で訴えかけてくるものもあります。
誘い文句はさまざまですが、その先にある偽のログインページは共通しています。これらのサイトはすべて同じことをします。Epicアカウントでのログインを求めることで、ユーザー名とパスワードを盗み取ろうとするのです。
別の亜種:偽の和解金請求

この亜種は実話を下敷きにしています。Epicは確かにFTCと5億2,000万ドルで和解しており、2026年になった現在も実際の支払いが続いています。しかし本物の和解金は、FTC自身の手続きを通じて実際のドルで支払われるものであり、「Epic Games Locker」経由でゲーム内通貨のV-Bucksとして支払われるものではありません。しかも、請求受付期間は2025年7月に締め切られています。
これらのページに記載されている「EU規制命令(EU Regulatory Mandate)」や事件番号への言及も、実在するいかなる法的措置とも一致しません。
身を守るために
Fortnite詐欺の手口は絶えず変化していますが、対策は変わりません。
- Malwarebytes Browser Guardを使い、既知のフィッシングサイトがログイン情報を盗み取る前にブロックしましょう。
- Epicアカウントへのログインはepicgames.comでのみ行ってください。他のウェブサイトがEpicのログイン情報を求めてきたら、その場を離れましょう。
- うますぎる話には懐疑的になりましょう。無料のV-Bucks、ロッカーの価値算定、思いがけない報酬は、いずれもよく使われるフィッシングの誘い文句です。
- 返金や和解金については、必ず公式の情報源で確認してください。あるページが「あなたには支払われるべきお金がある」と主張していたら、そのページ内のリンクをたどるのではなく、規制当局のウェブサイトを自分で直接確認しましょう。
- 二要素認証(2FA)を有効にしましょう。パスワードが盗まれた場合でも、攻撃者によるアカウントへのアクセスを防ぐことができます。
- Malwarebytes Scam Guardを利用しましょう。クリックする前に、不審なリンクやメッセージを見分ける助けになります。
クリックしてしまった場合の対処
- 不審なリンク経由ではなく、直接 epicgames.comにアクセスして、直ちにEpicのパスワードを変更してください。
- まだ設定していなければ、二要素認証を有効にしてください。
- 連携しているメールアドレスに、身に覚えのないパスワードリセット要求やログイン通知が届いていないか確認してください。
- アカウントに連携されているデバイスやサービスを確認し、見覚えのないものは削除してください。
- どこかで支払い情報を入力してしまった場合は、カード発行会社に連絡し、利用明細を注視してください。
- そのページをEpicのサポートに報告し、ブラウザ上でもフィッシングとして通報してください。
- そのページが和解金や返金に関するものだと主張している場合は、規制当局の公式ウェブサイトで確認してください。Epicの和解の場合はftc.govです。
脅威が被害をもたらす前に食い止めましょう。
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翻訳元: https://www.malwarebytes.com/blog/scams/2026/07/fake-fortnite-rewards-are-stealing-players-accounts