Chromeを今すぐアップデートしてください

Chromeがデスクトップ版ブラウザ向けのアップデートを展開しています。今回の更新には327件のセキュリティ修正が含まれており、そのうち10件は深刻(Critical)な脆弱性への対応です。

安定版チャンネルはWindowsおよびMac向けに152.0.7977.64/.65、Linux向けに152.0.7977.64へとアップデートされました。

Chromeのアップデート方法

展開が自分の環境に届くのを待ちたくない場合、手動でのアップデートも簡単に行えます。

最も手軽な方法は、Chromeを自動アップデートに任せることです。ただし、ブラウザを一度も閉じない場合や、拡張機能が更新を妨げるなど何らかの不具合が生じた場合には、アップデートが遅れてしまうことがあります。

手動でアップデートするには、その他メニュー(縦の三点アイコン)をクリックし、設定 > Chromeについてに進んでください。アップデートが利用可能な場合、Chromeは自動的にダウンロードを開始します。アップデートを完了させるにはChromeを再起動してください。これでこれらの脆弱性から保護されます。

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バージョン番号の仕組みや手順の詳細については、以下のガイドをご覧ください。 あらゆるOSでChromeをアップデートする方法

技術的な詳細

今回修正された数百件の脆弱性の中から、放置すると攻撃者を引き寄せる可能性が高いと考えられる2件を取り上げます。どちらも、悪意あるWebサイトを閲覧するだけでトリガーされる可能性があります。

1件目は、ANGLE(Almost Native Graphics Layer Engine)に存在する深刻な脆弱性で、CVE-2026-79282として追跡されています。リモートの攻撃者は、細工したHTMLページを使ってこの脆弱性を悪用し、ブラウザのサンドボックス外で任意のコードを実行できる可能性があります。

ChromeはANGLEを使用して、Webページやブラウザが用いるグラフィックスコマンドを、OSやグラフィックカードが処理できる形式に変換しています。

ブラウザのサンドボックス外でリモートコード実行を可能にするChromeの脆弱性は、攻撃者にとって特に価値が高いものです。悪意あるサイトや侵害されたサイトへの訪問を、追加の悪用手順を必要とせずに、そのままOS上でのコード実行に直結させられる場合が多いためです。

また、ある研究者はChromeのV8エンジンにUse-After-Free(解放済みメモリ使用)の脆弱性を発見しました。この脆弱性はCVE-2026-78899として追跡されており、CVSSスコアは10点満点中8.8です。この脆弱性が悪用された場合、リモートの攻撃者は細工したHTMLページを介して、サンドボックス内で任意のコードを実行できる可能性があります。

ChromeのV8エンジンは、ChromeをはじめとするChromiumベースのブラウザにおいて、JavaScriptの実行を担う部分です。Use-After-Freeは、プログラムの動作中に動的メモリの扱いを誤ることで発生する脆弱性の一種です。あるメモリ領域を解放した後、プログラムがそのメモリへのポインタをクリアしないままにしていると、攻撃者がこの不備を突いてプログラムを操作できてしまう場合があります。

「サンドボックス内」という表現は、悪意あるコードがコンピュータ全体で直接実行されるのではなく、制限され隔離された環境の中で実行されることを意味します。これにより攻撃者の行動範囲はブラウザ内に限定され、サンドボックス外で実行されるコードに比べて影響は小さくなります。しかし攻撃者は、複数の脆弱性を連鎖させてサンドボックスからの脱出を試み、より深刻な侵害を引き起こすことがしばしばあります。つまりこの表現は、重要なセキュリティ上の制約を示すものではありますが、脆弱性が無害であることを意味するわけではありません。


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翻訳元: https://www.malwarebytes.com/blog/bugs/2026/08/update-chrome-before-you-browse-again

本記事は malwarebytes.com の記事を翻訳・要約したものです。