医療技術企業のBoston Scientificがサイバー攻撃を受け、ITシステムに障害が発生してネットワーク障害が生じ、世界規模の業務に影響が出ています。

Boston Scienticは、ステント、カテーテル、ペースメーカー、除細動器など、低侵襲手術向けの医療機器を製造しています。同社の公式サイトによれば、127カ国に59,000人の従業員を抱え、年間推定4,800万人の患者に治療を提供しており、2025年の純売上高は200億ドルを超えています。
同社は8月25日にインシデントを検知し、直ちにインシデント対応プロトコルを発動、サードパーティのサイバーセキュリティ専門家の協力を得て、脅威の評価と封じ込めに向けた調査を開始したとしています。
「このサイバーセキュリティインシデントに関する調査は現在も進行中です」と、Boston Scientificは述べています。
証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、今回のインシデントにより、同社の業務を支えるシステムやアプリケーションへのアクセスに支障が生じており、顧客からの注文処理・出荷業務にも影響が及んでいます。
「当社は影響を受けた機能とシステムへのアクセスの復旧に全力で取り組んでいますが、完全復旧までの具体的な時期はまだ判明していません」と同社は付け加えています。
Boston Scientificは、このインシデントを「重大」と断定することは避けており、SECに対しても「本インシデントが重大な影響を及ぼす可能性が合理的にあるかどうかは、まだ判断していない」と説明しています。
この種の情報漏えい公表の例に漏れず、現時点では詳細情報はまだ限られており、これまでのところ犯行声明を出しているグループもありません。
Boston Scientificは、今年サイバー攻撃の被害に遭った医療技術企業の一つに名を連ねることになりました。これまでにもStryker、iRhythm Holdings、Novo Nordisk、Xsolisなどが同様の被害を受けています。
翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/08/27/boston-scientific-cyberattack-network-outage/