英国最大の空港運営会社を狙ったサイバー攻撃で900万人近くに影響 ― メールアドレス、電話番号、車両登録情報などが流出


  • マンチェスター・エアポーツ・グループがサイバー攻撃を受け、870万人分の顧客データが流出したことを認めました
  • 流出した情報にはメールアドレス、電話番号、車両登録番号、郵便番号が含まれますが、決済データは含まれていません
  • 空港運営には影響がないものの、「Manage My Booking」機能は停止しており、顧客には警戒を呼びかけています

マンチェスター・エアポーツ・グループ(MAG)は、サイバー攻撃を受けて機密性の高い顧客データが流出したことを発表しました。

MAGは英国最大の空港運営会社で、マンチェスター、ロンドン・スタンステッド、イースト・ミッドランズの各空港を所有・運営しています。また、CAVUと呼ばれるデジタル旅行サービス事業も手がけており、従業員数は合計で7,000人を超えます。

同社は自社ウェブサイトで簡潔な声明を公表し、広報担当者の発言を引用する形で次のように述べています。「マンチェスター・エアポーツ・グループは、権限のない第三者によるサイバーセキュリティインシデントの被害に遭いました」「マンチェスター、スタンステッド、イースト・ミッドランズ各空港における駐車場、ラウンジ、ファストトラックの予約、および空港内Wi-Fi登録に関連する一定量の顧客データが取得されました」

被害者は900万人近くに

公式声明では具体的な人数は明らかにされていませんが、同社の広報担当者はThe Registerに対し、今回の情報漏洩の影響を受けたのはおよそ870万人に上るとみられると明らかにしました。現在、「専門のアドバイザー」の協力を得て調査が進められており、関係当局にもすでに通報済みとのことです。

身元不明のハッカーが盗み出したのは、顧客のメールアドレス、電話番号、車両登録番号、郵便番号です。決済情報や銀行口座番号などについては、そもそもMAGが保管していないため盗まれていないとされています。

「今回のインシデントによる運用面への支障は発生していません。空港の運営には影響がなく、駐車場サービスも通常どおり継続しています」

これまでのところ、犯行声明を出している脅威アクターはおらず、流出データがダークウェブ上に出回った様子も確認されていません。何者かがMAGに直接連絡し、データ削除と引き換えに身代金を要求したかどうかも、現時点ではわかっていません。

その間、MAGはオンラインサービス「Manage My Booking」を一時的に停止しており、顧客には電話での予約管理を案内しています。また、届いたメールなどの連絡には十分注意するよう呼びかけています。




翻訳元: https://www.techradar.com/pro/security/nearly-9-million-users-hit-in-cyberattack-on-uks-biggest-airport-owner-email-addresses-phone-numbers-vehicle-registrations-and-postcodes-all-stolen

本記事は techradar.com の記事を翻訳・要約したものです。