ラビットの新OS、クラウドで稼働しユーザーのPCを借りて作業を代行

ハンドヘルド端末「r1」を手がけるサンタモニカの企業Rabbitは、エージェント型オペレーティングシステム「OS3」をリリースしました。OS3はRabbitのクラウド上で動作し、1コマンドでインストールできるローカルエージェントを通じてユーザーのコンピューターを操作します。ユーザーがチャットで目標を伝えると、OS3が使用するデバイスを選択し、デスクトップソフトウェアやローカルファイル、ウェブページを操作したり、コードを書いて実行したりしてタスクを完了させます。

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1つのアカウントで、Windows、Mac、LinuxのPC、クラウド仮想マシン、専用AIコンピューター、そしてr1を含む最大5台のデバイスを接続できます。このエージェントをインストールした人は誰でも、チャットウィンドウからの指示でマシンを直接制御するソフトウェアに権限を与えることになり、各タスクに必要なコンテンツはRabbitのサーバーを経由してAIモデルへと送られます。

マシンから外部へ送られるもの

Rabbitによれば、ローカルエージェントはユーザーのファイルをコピー、保存、使用、販売することはなく、ファイルはコンピューター上に留まるとしています。一方で、OS3とのやり取りや、そこから構築される記憶はRabbitのサーバー上に保存されます。タスクが実行されると、Rabbitのサーバーが関連するコンテンツとプロンプトを処理し、ユーザーが選択したモデルプロバイダーへと渡します。渡された先のプロバイダーは、それぞれ独自の利用規約の下でデータを扱います。Rabbitは、中継したデータのコピーは一切保持しないとしています。

つまり、自分のノートパソコン上にある契約書を要約してほしいと依頼するだけで、その契約書の内容は2つの企業の目に触れることになります。

機微な操作には確認が必要

Rabbitによれば、OS3はユーザーの指示に基づいて動作し、自らタスクを開始することはないとしています。機微な操作にはユーザーの確認が必要で、ホストのオペレーティングシステムがローカルでシステムレベルの権限を要求する仕組みになっており、ユーザーはいつでも権限を取り消すことができます。ただし、Rabbitはどのような操作が「機微」に該当するのかは明らかにしていません。

OS3はまた、エージェントの機能を拡張するパッケージ化された指示やツールである「スキル」を、Rabbitのアカウントを通じて公開されている場所であればどこからでも取り込むことができます。ユーザーはスキルのURLをチャットに貼り付けるだけでOS3が自動的にセットアップを行い、コマンドライン操作や追加の設定ファイルは一切不要です。この手軽さは同時に、パソコンを制御するエージェントに何を追加しようとしているのかをユーザーが確認する機会を省いてしまうことも意味します。

好みのモデルを持ち込み可能

ユーザーは最先端のAI研究機関やクラウドルータープラットフォーム、あるいはローカルでホストしているモデルからAPIキーを用意でき、コンテキストや記憶、スキルを失うことなくモデルを切り替えられます。Rabbitの創業者兼CEOであるJesse Lyu氏は、「操作するのではなく、結果を伝えるだけで済むシステム」の実現に向けて、同社が2年半をかけて取り組んできたと述べています。

現在利用可能

OS3はos3.rabbit.techで稼働しており、新規ユーザーはデスクトップブラウザからサインアップし、1回のやり取りでオンボーディングを完了できます。セットアップ後は、デスクトップまたはモバイルのウェブポータル、Telegram、iMessage、RCS、SMS、あるいはr1を通じてアクセスできます。バイブコーディング向けに設計されたRabbitの新型端末「cyberdeck」も、OS3をデフォルトのオペレーティングシステムとして搭載して出荷される予定です。

OS3の登場は、Rabbitが自社デバイス向けに12か月連続でアップデートを重ねてきた成果の延長線上にあります。これには、rabbitOS 2、ターミナルモード、そして同社のコンピューター制御技術であるDLAM向けのAPIキー持ち込み対応などが含まれます。

翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/09/23/rabbit-os3-ai-agent-now-available/

本記事は helpnetsecurity.com の記事を翻訳・要約したものです。