Proofpointは、データおよびAIセキュリティ企業のVaronisを、総額約63億ドルの全額現金で買収することで合意しました。両社が木曜日に発表しました。
この取引は、2026年にこれまで発表されたサイバーセキュリティ分野の買収として最大規模です。
Varonisの株主には、1株あたり49.75ドルが支払われます。これは、売却の可能性をめぐる噂が出る前の最終取引日である2026年6月22日の終値32.71ドルに対し、52%のプレミアムとなります。
買収は2027年上半期に完了する見通しです。Proofpointを保有するThoma Bravoが出資を確約しており、買収資金に充てる融資のコミットメントも確保しています。Ontario Teachers’ Pension Planも、この取引に関連してProofpointに出資します。
取引が完了するまで、ProofpointとVaronisはそれぞれ独立した別会社として事業を続けます。完了後、Varonisは非公開企業となります。
VaronisはSaaS型のデータセキュリティプラットフォームを提供しています。クラウド、SaaS、オンプレミスの各システムにある機密データを見つけて分類し、誰がアクセスできるかをマッピングして、利用状況を監視します。同社の「Atlas」は、組織が構築または利用するAIシステムを対象としています。AIインベントリ、セキュリティ態勢管理、セキュリティテスト、ランタイムのガードレール、コンプライアンスレポートなどの機能を備えます。
同社はこのほか、メールとブラウザのセキュリティ製品や、マネージド型のデータ検知・対応サービスも提供しています。
Proofpointのメールセキュリティ製品は、フィッシング、BEC(ビジネスメール詐欺)、ランサムウェア、マルウェアを阻止するために設計されています。同社は、メッセージングアプリやクラウドアカウントにも同様の保護を広げています。データセキュリティ分野の製品群は、データ損失防止(DLP)、内部リスク管理、機密情報を検出して分類するデータセキュリティ態勢管理(DSPM)をカバーします。
Proofpointは今年、従業員やAIエージェントによるAIツールの使い方を制御する「AI Security」を発表しました。この製品は、ユーザーの指示や社内ポリシーから外れたエージェントの動作も検知します。
買収完了後、Proofpointは両社の機能を統合し、データとAIを一体で守るセキュリティプラットフォームを構築する計画です。
Proofpointは2月に、AIセキュリティおよびガバナンス企業のAcuvityを買収しました。同じころ、VaronisもAIの信頼性・リスク・セキュリティ管理(TRiSM)ソリューションを手がけるAllTrue.aiを1億5,000万ドルで買収すると発表しました。
SecurityWeekは、2026年にこれまでで300件を超えるサイバーセキュリティ分野のM&A案件を追跡しています。
翻訳元: https://www.securityweek.com/proofpoint-inks-6-3-billion-all-cash-deal-to-acquire-varonis/