英国を拠点とする安全なデータ交換の専門企業DOQEXは、Cyber Essentials認証を取得しました。すでに保有している各種認証に、新たに広く認知されたセキュリティ基準が加わりました。
同社はヨーク市に本社を置き、組織間で共有される機密情報の保護を専門としています。すでにISO 27001、ISO 27017、ISO 27018の認証を取得しており、今回の取得は、強固なセキュリティ対策を維持し、顧客の情報を守るという同社の姿勢を改めて示すものです。
Cyber Essentialsは、英国政府が後援する制度です。企業が一般的なサイバー脅威から身を守れるよう支援することを目的としており、ファイアウォール、セキュアな構成、セキュリティ更新の管理、ユーザーアクセス制御、マルウェア対策という、サイバーセキュリティの5つの基本分野を評価します。
サイバーセキュリティの基本を徹底
DOQEXはすでに確立された国際的なセキュリティ基準に基づいて事業を運営しています。それでも同社によると、Cyber Essentialsの認証プロセスを通じて、既存の対策を見直す貴重な機会が得られたということです。
DOQEXのディレクターで共同創業者のニック・ケース(Nick Case)氏は、当初はこのプロセスを甘く見ていたと認めています。
「すでにISO 27001、ISO 27017、ISO 27018を取得していたため、正直なところ、当初はCyber Essentialsを甘く見ていました。基本は十分にカバーできていると考えていましたが、認証のプロセスを経て、基本がなぜ重要なのかを改めて思い知らされました。」
同氏は、この認証が実践的なセキュリティ対策を重視していることから、成熟したサイバーセキュリティ体制を持つ組織であっても、自社の防御を定期的に評価する必要があると改めて気づかされたと説明しています。
「Cyber Essentialsは、実践的で検証可能なセキュリティ対策に明確に焦点を当てており、そこに真の価値があります。より複雑なセキュリティ課題に目が向きがちですが、基本にもきちんと注意を払う必要があります。」
今回の認証取得の背景には、適切なセキュリティ対策が講じられていることを示すよう、組織に求める圧力が高まっている事情があります。特に、機密性の高い業務情報を扱う場合や、外部のサプライヤーと協業する場合に顕著です。
サプライチェーン全体の信頼を強化
企業がサードパーティの技術プロバイダーや外部パートナーへの依存を強めるなか、サイバーセキュリティ認証は、調達の判断やサプライヤーの信頼性確保において、ますます大きな役割を果たしています。
広く認知された基準があれば、組織は適切な保護措置を導入していることを示しやすくなります。顧客やパートナーも、自らの情報がどのように管理されているかについて、より高い信頼を寄せられるようになります。
ケース氏は、サプライチェーンの相互接続が進むなか、英国企業全体でベースラインとなるセキュリティを引き上げることがとりわけ重要だと考えています。
「私たちは、Cyber Essentialsが目指すものを全面的に支持します。組織がサプライヤーやサードパーティへの依存を強めるなか、英国企業全体でサイバーセキュリティのベースラインを引き上げることは重要です。サプライチェーン全体でセキュリティが強化されれば、すべての関係者に恩恵があります。」
安全なデータ交換を支援
2013年に設立されたDOQEXは、従業員、顧客、サプライヤー、ビジネスパートナーの間で交わされる機密情報を、組織が安全に管理・交換できるよう支援しています。
同社のサービスは、セキュリティ技術とマネージドサポートを組み合わせたものです。情報が組織間を移動する際にも、企業が管理を維持できるようにします。
今回のCyber Essentials認証は、同社がすでに取得しているISO規格に上積みされるものです。セキュリティガバナンス、説明責任、データ保護に対する同社の取り組みを、さらに裏付けるものとなります。
DOQEXにとって、今回の認証取得は、企業に向けたより広いメッセージを示すものでもあります。サイバーセキュリティの脅威は巧妙化を続けていますが、有効な基本的対策を維持することは、機密情報を守るうえで今なお欠かせない要素だということです。
翻訳元: https://www.itsecurityguru.org/2026/10/22/doqex-cyber-essentials-certification/