デンマークのコペンハーゲン大学は、ハッカーが同大学のテスト環境の一つに侵入し、52万5,000人分の個人データにアクセスしたことを確認しました。
同大学は先週火曜日に不正アクセスを検知し、金曜日に公表しました。昨日の続報では、PINコードが流出した教職員と学生が新たに2万人いることも明らかにしています。
「コペンハーゲン大学は、ハッカーが大学のテスト環境の一つに侵入するサイバー攻撃を受けたことを確認しました」と、大学は説明しています。
1479年に創立されたコペンハーゲン大学は、デンマーク最古の大学であり、同国を代表する研究機関の一つです。学生数は約3万6,800人、職員数は約1万700人で、6つの学部と200を超える研究センターを擁しています。
大学は現在も被害の範囲を調査中ですが、次の情報が流出した可能性があると警告しています。
- 氏名
- 国民識別番号(CPR)
- 電話番号
- メールアドレス
これらの情報が流出したことで、フィッシングやソーシャルエンジニアリング攻撃のリスクが高まります。
PINコードの流出を受けて、大学は念のため、キャンパス内の一部の重要な場所への物理的な立ち入りを制限しました。新しいアクセスコードを配布しながら、順次再開しています。
大学によると、攻撃は封じ込め済みで、攻撃者のアクセスも遮断したということです。日常業務を支えるシステムにハッカーがアクセスした形跡や、大学の活動に支障が出た形跡は、現時点では確認されていません。
大学は本件をデンマークデータ保護庁に報告しました。あわせて、本件は欧州の一般データ保護規則(GDPR)の適用対象になるとし、関係する規制当局に対して適切な対応を進めていると説明しています。
今回のインシデントでデータが流出した可能性のある学生や教職員は、不審な連絡に注意し、依頼内容は自分で別途確認するようにしてください。
大学は、内部調査で判明次第、影響範囲について改めて続報を出すとしています。