イラン国営テレビの放送が乗っ取られ、反体制メッセージが放映されたと報じられる

複数のメディア報道によると、日曜日にイランの国営テレビの複数チャンネルが短時間にわたり乗っ取られ、通常番組が中断され、抗議デモの映像や国外にいる反体制派人物からのメッセージが放送された。

影響を受けたチャンネルはバドル衛星を通じて送信されており、イランの国営放送は同衛星を用いて全国の複数の地方テレビ局を配信している。

ソーシャルメディア上で拡散している動画クリップには、抗議者にデモを続けるよう促すペルシャ語のメッセージとともに、海外での連帯集会の映像や、国際的な人物による支持表明とされる発言が映っているように見えた。 

放送にはまた、米国在住のイラン最後の国王(シャー)の息子であるレザー・パフラヴィーが登場し、さらなる抗議行動を呼びかけ、イランの軍および治安部隊に対してデモ参加者を支持するよう促した。

この侵害とみられる映像のクリップは、ロンドン拠点の放送局Iran Internationalのほか、地元メディアおよびパフラヴィーのメディアチームによって公開された。Recorded Future Newsは、この映像を独自に検証できなかった。

メディア報道によれば、無許可の放送は約10分間続いた。実行したグループは直ちには特定されず、イラン当局もこの件について公にコメントしていなかった。

報じられたこの出来事は、インフレの急騰と食料品価格の上昇を伴う急激な景気悪化を受け、12月下旬にイランで始まった騒乱のさなかに起きた。抗議者たちは、苦境の原因を政府の腐敗と失政に結び付ける傾向を強めており、多くが政治的な変化を求めている。

イラン当局は、騒乱の間に少なくとも5,000人が死亡し、その中には治安部隊の隊員約500人が含まれると述べた

またイランは、インターネットと携帯通信をほぼ全面的に約2週間遮断する措置を実施したが、メディア報道によれば当局は今後数日で規制緩和を開始する可能性があるという。抗議活動は、その後の治安当局による取り締まりを受けて沈静化した。

翻訳元: https://therecord.media/iran-state-television-reported-hack-opposition

ソース: therecord.media