英国海軍は、航空母艦HMSプリンス・オブ・ウェールズ上でAI駆動の防衛を運用するために、Oracle Cloudのエッジ・インフラを使用している。
米テック大手によれば、英国海軍は2025年に実施された8カ月間の任務「オペレーション・ハイマスト」の期間中、同艦にいわゆる「主権AI能力」を配備したという。この任務では地中海、中東、インド太平洋を横断した。
これはOracleのRoving Edge Infrastructure(ロービング・エッジ・インフラ)を用いて運用された。これは同社クラウド・プラットフォームのローカルホスト版で、軍用グレードの堅牢化された筐体内のハードウェア上で稼働する。Big Regは2021年にRoving Edgeのバージョンを投入し、機械学習や分析を含むワークロードを現場で実行できると述べていた。
このAIはベルファスト拠点のWhitespaceが開発した。同社はSagaプラットフォームを「防衛組織が組織知を収集・管理・活用する方法を加速するために設計されたAIツール」と説明している。
Oracleによれば、このプラットフォームによりプリンス・オブ・ウェールズの乗員は意思決定と運用上の学習を支援するためにAIを実行でき、任務データを「行動につながる理解」へと変換できたという。
「英国海軍の全作戦にわたり『AIソリューション』を活用することは、英国の防衛能力にとって極めて重要だ」と、第一海軍卿サー・グウィン・ジェンキンスは主張した。
多くの企業が経験しているように、AIは実際には生産性を向上させないという結論に英国海軍が至らないことを願いたい。というのも、人間はAIを使って節約した時間と同じくらい、少なくともそれ以上の時間を出力の誤りをチェックすることに費やさなければならないからだ。
さらに悪いことに、多くのAIモデルが起こしがちなように、システムが誤情報を幻覚(ハルシネーション)として生成してしまう可能性もある。
例えばOracle自身のAI強化サポート・ポータルは最近、置き換え前のシステムよりもサービスを悪化させたことが判明した。
Whitespaceによれば、Sagaはアプリのようなインターフェースを提供し、英国海軍の要員が教訓を記録し、任務データをレビューし、AI支援にアクセスできるようにするという。
OracleはAIに大きく賭け、開発者や企業顧客を取り込むためにデータセンター投資に数十億ドルを投じ、同時に巨額の負債も抱え込んでいる。®
翻訳元: https://go.theregister.com/feed/www.theregister.com/2026/01/26/royal_navy_oracle_ai/