今月初めにNHSのサプライヤーが重大なランサムウェア攻撃を受けた後の最初の1週間で、予定されていた手術800件超と外来予約700件を組み直さなければならなかったことが明らかになったと、医療サービスが発表した。
NHSイングランドによれば、この数字は最も影響を受けた2つのトラスト(キングス・カレッジ病院NHS財団トラストとガイズ・アンド・セント・トーマスNHS財団トラスト)に関するもので、しかも6月3日〜9日分に限られるため、手術キャンセルの総数はさらに多い可能性が高いという。
患者への影響を減らすため、各トラストは週末の臨時外来を追加し、時間的制約のある治療が必要な患者が別の病院で受けられるよう、他院とも連携している。
予定のある患者は、テキストメッセージ、電話、または書面で別途案内がない限り、通常どおり来院するよう呼びかけられている。
医療分野のランサムウェア攻撃について詳しく読む:ランサムウェアで機能不全に陥ったフランスの病院
ロシアのQilinグループによるランサムウェア攻撃 により、病理検査サービス提供会社Synnovisが停止した。同社は、同国南東部の多数のNHS顧客の血液検査を処理している。
NHSは、他の病理検査サービス提供会社の活用などを含め、1日に処理できる血液検査数を増やす方法に取り組んでいると述べた。
NHSイングランドは、Synnovisが「今後数週間で」一部のIT機能を復旧させる計画だとする一方で、「完全な技術的復旧」にはより長い時間がかかり、検査への影響は「数か月」続く可能性が高いと警告した。
医療サービスは、この事案を受けて、献血者とボランティアを募らざるを得なくなっている。これは、2017年のWannaCry以来、NHSを襲った中で最も混乱をもたらすものとなる可能性がある。
「職員が影響を緩和するため24時間体制で対応し、SynnovisもITシステムの復旧に取り組んでいるものの、混乱はしばらく続くと見込んでいます」と、NHSロンドンの医療ディレクターである Chris Streatherは認めた。
「影響を受けた施設では引き続き最も緊急性の高い医療を優先しています。緊急時は999に電話し、それ以外はNHSアプリ、オンライン、または電話でNHS 111を利用するなど、通常どおりサービスをご利用ください。医療提供者から連絡がない場合は、予約どおり受診してください。」
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/london-ransomware1500-cancelled/